hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

気持ちが軽くなる考え方

ご来訪いただき、有難うございます!


2つ前の「ドン底から出発すると…」
というタイトルの記事で、以前のわた
しは『回遊魚』みたいに止まると死ん
でしまうような生き方をしていたが、
どんなコトでも…、仮に今、絶望感を
感じていても、いずれ笑い話になる、
と書きました。


例として、来月の15万円をどうしよう
かと頭を悩ませていたのに、10年後に
は、来月の1500万円をどうしよう?と
規模が100倍になっていたから、その
時点で出来るコトも変わって来るので
いつも泰然自若としていればいい、と
いう趣旨のコトを書きました。出来な
いコトは起きないし、出来るようにな
っているから起きるんだ、という意味
を込めたつもりでした。


ところが、友達から「自慢か!」とい
う内容のメールをもらい、どう読んだ
ら、そういう解釈が出来るんだ?と思
いましたが、少しのんびりしてもいい
かな?と思った、という部分を達成感
だと理解したようで、個人差があるな
あ…と痛感しました。


もし、「自慢か?」と感じた読者さん
は全く違うので、なるべくしてなる、
ならざるものはならず、という意味に
解釈してくださいね。


今回の「気持ちが軽くなる考え方」で
言いたいコトは、


・予定を実行する生き方だけじゃない
ですよ。出来たコトを数えて、こんな
に出来た!と感じる生き方もあります
よ(^○^)v


というコトです。


若い頃は何日も先まで、わたしの予定
は埋まっていました。手帳がなくなる
と、全く動けなくなるほど分刻みのス
ケジュールでした。少し規模が大きく
なった時は、社員の同行予定を入れる
必要が出て来て、グループウェアで社
内のスタッフはわたしの予定を共有し
ていました。プライベートな時間も欲
しかったのですが、出勤時間を削るし
かないと思い、自宅を会社にしていた
ので、家族には本当に悪いコトをした
と思っています。家族みんな、あまり
プライベートな時間は過ごせませんで
した。いつも、誰かが家の中に居たか
らです。昼間はビジネス系の社員が居
ましたし、夜はゲーム制作チームのメ
ンバーが居ました。


仕事をはじめた頃はその打ち合わせに
出掛けて行ったのですが、コンサルの
お客さんが30件を超え、ゲーム制作チ
ームが同時に3チーム動くようになる
と、わたしが動かずにスタッフを動か
すしかなくなって、わたしの家が会社
になった訳です。


今では笑い話ですが、人が誰も居ない
瞬間を見計らってカミさんとエッチで
きると思って前戯をし始めると玄関で


ピンポーン♪


とチャイムが鳴ってチャンチャンって
感じで、その頃は睡眠時間も1日2時
間くらいでした。それを12年ほど続け
るとカラダにガタが来て、結局カラダ
を壊すという、今考えると当たり前の
コトを、忙しさにかまけて、策もなく
続けてしまった訳です。


でもその時は、俺が休んだら全てのプ
ロジェクトに支障が出る、と本気で思
っていたので、休むという選択肢はあ
りませんでした。休んでカラダをメン
テナンスするコトも仕事のうちだ、と
いう考え方は出来ませんでした。


今、カラダを壊したからこそ解るコト
がたくさんあります。それは、年を取
ったら旅行に行こうね、と言っていた
カミさんに対しても、約束が果たせな
くなったり、行きたい所も我慢して仕
事をしていたのに、何のために我慢を
していたのか解らなくなったり、もう
我慢の上で何かを達成しようとするの
は、意味がなくなるコトもあるよ、と
いうコトです。


なので、いつも悔いのないように生き
るのがベストですよ、とお伝えしたい
と思います。


今回の文科大臣・萩生田さんの失言か
ら、受験体制が変わってしまったよう
に、再来年の受験生は準備を進めてい
た方向と実際の受験制度に乖離が生ま
れてしまい、どのように準備すればい
いのか困っていて可哀想だと思います。


ウチのムスメもその受験制度に直面し
ている学生のひとりですが、彼女にと
って何より大切なモノは他にあるので
あまり動じているようには見えません。


彼女はジャニヲタで関ジャニ∞とジャ
ニーズWESTのファンです。そのブレ
ない部分があるおかげで、多少世の中
で起きた変化や不運な出来事も、関ジ
ャニ∞やジャニーズWESTがライブや
芝居をやるというニュースほど、ビビ
ッドに響かないようです。彼女にとっ
て最近で一番大きなニュースは、たぶ
ん関ジャニ∞からドックン(錦戸亮く
ん)が抜けたコトか、メンバーが減っ
ても関ジャニ∞は新曲『友よ』でダン
トツの1位を獲得したコトか、重岡大
毅が役者として人気が上がっていて、
彼がジャニーズWESTで歌っていると
いうのが話題になったコト、等々…。


だから多少、受験制度が変わるくらい
仕方のないコトだ、と受け止めている
ようです。


周りから見ている側としては、予定を
実行して行く方が安心感があります。
ウチの子ではムスコがこのタイプです。


でも、好きなコトに一所懸命で、後の
コトは何とかなる、と思っている子も
逞しくて良い所はたくさんあります。
ムスメがこのタイプです。


わたしは、どっちもいいなあ…と思い
ます。


ムスコは好きなコトもやりながら、立
てた予定はこなす、というわたしの若
い頃に似ています。これは無理をしや
すいので、長い目で見るともっとゆっ
くりやれば良かった…と反省するコト
になるかも知れませんが、わたしと一
緒でカラダを壊すまで、止まって考え
られないタイプです。


ムスメは行きたいライブが北海道だろ
うが、新潟だろうが、何とかして行く
タイプです。だから、もうすぐ受験生
ですが、今はバイトをやらせて!と、
まず動くタイプなので、あまりクヨク
ヨしません。眠い時は眠気優先でよく
寝てますし、あまりカラダを酷使する
タイプではありません。なんだか見て
いるだけで、ほっこりします。こうい
う方が、将来意外と幸せになったりす
るんじゃないか?と思わせるタイプで
す。


わたしのコトを「師」と見るか「反面
教師」と見るか、で、ムスコとムスメ
のような反応になるんじゃないか?と
思うようになりました。


つまり、同じ人間を1人は「師」とし
て見ているけど、もう1人は「反面教
師」として見ているので、結果は真逆
になる、というコトが起こるんだ、と
思います。


これってすごく面白くないですか?
(^○^)


影響の与え方も、受け取り方もどうに
でもなる訳だから、自分のせいでどう
にかなっちゃった、と考えるコトが、
如何におごった考え方か、よくわかり
ますよね?


本人がどう受け取るか?だけなのかも
知れない、と思うようになってから、
親として、気がラクになりました。


どのタイミングで付き合っているのか
とか、どういう状態の時に出会ったの
か、とか、全体の一部を見て、相手が
受け取り方を決めている訳です。わた
しは自分は常にベストな行動をしよう
と思っていたからカラダを壊しました。


もし、ベストな結果を想定するコトが
出来ていたら、カラダを壊さないよう
に、無理はしないで、出来る範囲内で
やって行こう、と思えたかも知れませ
ん。


わたしの行動を見ていたムスコと、わ
たしの結果を見ていたムスメで、わた
しの捉え方が180度変わる。


つまり、伝え方次第で伝わる訳ではな
い、というコトです。


伝わるタイミングや受け取り方によっ
て、全く逆の伝わり方をしたり、相手
が何に興味を持ったかによっても伝わ
る内容は異なる訳です。


そう思った瞬間から、子供の興味がど
こにあるのかがわたしの興味の対象に
なりました。だからそれ以降、わたし
はムスメに、「ジャニーズなんて」と
言わなくなりました。


それまでは、KISSやCharは大好きな
クセに、ジャニーズなんて、と平気で
言っていました。わたしにとっての
KISSやcharがムスメのジャニーズだ
と思ったら、言えなくなりました。


つまり、わたしも相手を認めるコトを
子供達から教わっていたのです。


教えているつもりなのに教えられて、
伝えているつもりなのに伝えられる。


モノゴトはすべからく、同時に双方向
性を持っているんだ、と気付くと自分
の出来るコトをもう一度考え直してみ
るキッカケになりました。


教えるコトが大切なのではなくて相手
の好きなモノに興味を持って一緒に見
てみるコト。


相手と共有するイメージをいかに共通
のイメージに出来るかに腐心するコト。


でも、イメージの問題はとても難しい
と思います。例えば、


「黒くなったバナナは思い浮かべない
でね。若い黄色いバナナだけを思い浮
かべてね」


と言ったとします。でも、これはほぼ
全員、黒くなったバナナも思い浮かべ
てしまうそうです。伝え方を変えて、


「若い黄色いバナナだけを思い浮かべ
てね。黒くなったバナナは思い浮かべ
ないでね」


と言っても、やはり黒くなったバナナ
はイメージしてしまうそうです。


つまり、黄色いバナナ以外のイメージ
は伝えないコトが大切な訳です。


「ミニオンズのような黄色いバナナの
房をイメージしてね」


でもOKです。それしかイメージ出来
ない例えが、共有するイメージにはと
ても大切だと思います。


成功しやすい人は、成功するイメージ
を作るのが上手な人です。


だから、~~しないように、という話
し方をする経営者の周りには、あまり
成功体験を積む部下は生まれないそう
です。


~~してね、とか、~~をやって!と
いう伝え方をする経営者の下では、成
功体験者が多くなるそうです。


例えば、


迷わないような伝え方をしろ!
→わかるように伝えてね。
→具体的な行動が出来るように伝えて。


というふうに、迷わない、という言葉
ではなく、具体的な行動が出来る、と
いうように伝えるコトが大切です。


そして、さらにブレイクダウンして、
具体的な行動の中身を伝えられれば、
誤解や勘違いが減るので、目的達成へ
のイメージ共有は益々進むと思います。


イメージに関しては、いずれもう少し
詳しく取り上げますね。


今は話を元に戻します。予定を立てて
実行して行く生き方と、出来たコトを
数えて「こんなにできた」という充足
感を感じる生き方。あなたはどちらを
選びますか?


さきほどの話のように、若い頃のわた
しは、予定を立てて実行するやり方し
か思いつきませんでした。一番ヒドイ
時は仕事の予定が1年半先まで埋まっ
ていました。今だったら、もっと早く
話を聞けるようにまず会う予定を優先
させますが、その頃は会えばほとんど
続けて仕事に入る顧客ばかりだったの
で、全く余裕のない状態で新規にお会
いするのは極力避けていました。


スタッフのマンパワー以上にガンガン
仕事が来るので、外部スタッフもお願
いして、フリーのプロジェクトチーム
をいくつも動かしていました。その管
理に取られる時間もかなりありました。


人を育てる時間が取れず、全部自分が
指示を出していました。今思うと戦略
がないなあ…とガッカリしますが、そ
の頃は夢中で動いていました。今は、
立ち止まって考えるコトの大切さに気
付きましたが、その頃は走りながら考
えるのが、当たり前だと信じていまし
た。だいぶ変わったと思います。


立ち止まって考えると、全体の組み立
てに思いが及びます。走りながら考え
ると、その瞬間のベターしか考え付き
ません。でも、これは大きな差です。


全体の組み立てに思いが及ぶと、戦略
を立てるコトが出来ます。例えば人を
育てた方がいくつものプロジェクトを
同時に起ち上げてもそれぞれが動きや
すくなりますが、1人が全体を見よう
とすると、その1人の時間がボトル・
ネックになりかねません。つまり結果
として、人の育成に時間をかけた方が
効率が上がるのに、目先の忙しさにか
まけて、その場しのぎの“効率”を追い
かけると、後で大きなシッペ返しを喰
らうコトになります。


でも、そういう、冷静になって考えれ
ば当たり前に気付くコトでも、忙しさ
に紛れると暴走しがちです。だからこ
そ、「忙しい」って、「心を亡ぼす」
と書くんでしょうね。


長くなってしまったので、イメージの
話や、出来たコトを積み上げる話は、
次の次くらいにさせていただきます。