hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

コロナ禍での「発熱」が招く結果 ―カタチばっかり、フリばっかり―

ご来訪いただき、有難うございます!


いやいや、コロナ禍ではちょっと歯が
痛くなって、歯茎が腫れて熱が出て、
歯医者に行って治してもらおうと思っ
ても、とても大変なコトになるんです
ねーっ!。ビックリしました。


歯医者に状況を説明する際、今、熱が
37度3分ありますって言ったんですよ。


その途端、


「コロナでないコトがわかるまで、診
察室の中での治療は出来ない。かかり
つけのお医者さんの判断をあおいでく
ださい」


と言われました。


わたしは透析を週に3回しているクリ
ニックがあるので、そこの先生に状況
を説明すると、


「37度3分なら、歯肉炎での発熱の可
能性が高いから、まずはその歯茎の化
膿を止めてもらうのが先決だと思いま
すよ。一応、明日の透析の時には抗原
迅速検査とPCR検査をする準備はして
おくけど、今日は歯の痛いのを何とか
しないといけないね。それから仕事は
休んだ方がいいと思います。37度を超
える熱って言ったら、今は休めって言
われると思いますよ。だからとにかく
会社と歯医者さんに電話してね」


と言われ、また歯医者さんに電話をす
ると、


「それじゃ、外まで来たら電話してく
ださい。中に入ると消毒やら何やらで
今日は診察ができなくなっちゃうから
外で診ます。16時半に来てください。
今からだとピンポイントでそこでしか
診られる時間が無いから」


と言われました。そして会社に休む旨、
電話すると、


「37度超え?。了解。大丈夫ですか?」


という返事の後ろで、7度3分なら出て
来られるよ、という声が聞こえてきま
す。えー、休まれるとキツイなあ…と
いう声が聞こえるのですが、電話口の
彼が「今は平熱より高かったら休むよ
うに会社でも勧めるんだよ」と後ろの
人に伝えているのが聞こえました。そ
の彼から30分ほどした時、メッセージ
が流れて来ました。


「PCR検査を受ける場合は会社に連絡
してからでないとダメだそうです」


というモノだったので、会社の担当部
署に連絡すると、検査するコトが確定
したら連絡をください、とのコトでし
た。


歯医者の時間が来るまで痛み止めを飲
みながら何とか過ごしました。いよい
よ時間になったので、歯医者さんの前
で電話をすると、


「ドアの前に椅子を出すからそこに座
って待っててください」


と言われて、行くとドアの前に椅子が
置いてあって、しばらく待っていると
先生が一人で出て来て、


「少しだけ口を開けて。どこが痛いで
すか?」


と訊くので、


「右上の真ん中辺りの歯茎が痛いです」


と言うと、


「あ、これはもう抜かないとダメだけ
ど、今は腫れを抑えるくらいしか出来
ないなあ…。ちょっと待ってて」


と言って中に入って行って、注射器を
持って来ました。


「歯茎に直接、抗生剤を打って化膿を
止めましょう」


と言って、歯茎に注射を打ちました。
必要な手続きを外で先生がして、帰る
頃にはだいぶ痛みが落ち着き始めまし
た。帰ってから、30分くらいして熱を
計ると、36度6分くらいになったので
その旨、透析のクリニックに伝えまし
たが、先生は、


「きっと歯肉炎だね。でも、熱が出た
時は一応検査をしないといけないから
明日は午後の患者さんがみんな入った
後の15時頃に来てくれるかな。直接、
透析室に来てください」


と言われて、翌日行くと、真っ先に熱
を計られて、看護師さんが


「36度4分。熱はないね。歯が原因で
間違いなさそうだね。でも、あの1番
奥のカーテンで仕切ってあるベッドで
着替えてください」


と誘導されて、結局、抗原ラピッドテ
ストとPCR検査を受けました。30分く
らいで、抗原迅速検査の結果を先生が
伝えに来てくれて、


「陰性でした。よかったね」


と言ってくれましたが、1週間は感染
隔離扱いになるそうで、15時からカー
テンで仕切ってあるベッドでの透析に
なるそうです。


翌日PCR検査の結果が出ますが、仕事
の方は検査の結果が出るまで休むよう
に、というのが会社の対応でした。


透析のクリニックで大変なのは先生と
看護師さんです。わたしの透析の針を
刺したり抜いたりしに来たり、1時間
ごとに血圧を測りに来たり、いつもは
普通に行われる動作をするだけで、防
護服を着なければ入って来られないの
で、時間がかかります。抗原検査やPCR
検査は先生が直接来てくれました。鼻
から突っ込んだ細くて長い綿棒で、喉
の奥の方まで引っかかれる感覚はちょ
っとキツイですね。


わたしの場合は、熱の出た原因もほぼ
わかっていますし、最高で37度4分だ
というコトも判っているので、隔離期
間が1週間で済みますが、風邪による
発熱の場合、2週間の隔離が必要なん
だそうです。


コロナ禍の現在、発熱の確認をされた
瞬間から、とても面倒くさいコトにな
るんだなあ…というのを実感しました。


歯痛から来る熱で最高37度4分までと
いう状態でも、一度熱が上がったから
という理由で、1週間とか2週間とか
感染隔離対応をしなきゃいけないとい
う政府の指導の馬鹿さ加減には呆れま
すよね?


カタチばっかり、フリばっかりの対応
は、本当に無駄な労力をかけてしまう
だけです。


わたし達のクリニックでの治療を受け
ている人達は、基礎疾患のある人とい
うカテゴリーに属するので、感染する
と命の危険があるから、普通の人より
一層気を付ける必要があるそうですが、
歯医者にしろ、会社にしろ、どこでも
凄く面倒くさいなあ…というコトがよ
くわかりました。


翌日、PCR検査の結果は「検出せず」。
つまり、ニュースで「陰性」と言われ
る結果でした。看護師さんや看護助手
の皆さんから、良かったですね、と笑
顔で声をかけてもらいました。


いろいろしてもらっているこっちも面
倒くさいと思う訳ですが、本当に1番
大変なのは、医療従事者の皆さんだと
いうコトが身に染みてよくわかります。


いつも本当にありがとうございます。
イヤな顔一つせず、お世話いただいて
感謝しかありません。これからも、よ
ろしくお願いします。


今回、結果が出るまで神妙にしていた
理由は、その前日、映画館に行ってい
たからです。「劇場版 鬼滅の刃 無
限列車編」をどうしても映画館で観た
くて、行って来た翌日だったので、も
しかしたら感染したんだろうか?と少
しだけ心配だった訳です。でも、チェ
ック体制もしっかりしていましたし、
検温の頻度も気にし過ぎな感じを受け
るくらいやっていたので、これでうつ
ったら、もうしょうがないなあ…と思
いました。


結局、無事だった訳ですが、きっと歯
が痛くなった原因は、映画を観ながら
食べたキャラメルポップコーンだと思
います。うまく弾けていない硬いまま
の豆がいくつか入っていて、それを無
意識に噛んでしまったのが、直接の原
因だと思います。


そのせいで、仕事は二日休み、透析は
1週間感染隔離の対応、歯医者はPCR
検査陰性の結果が出たおかげで診察し
てもらえる、というところまでやっと
漕ぎ付けたという状態です。


ただ、今回の経験をしたせいか、日常
で仕事に向かう電車の中の方が、全然
感染リスクは高いなあ…と思いました。


例えば映画館では、誰か咳をしていて
感染の危険を感じたら、外に出れば回
避できますが、電車で隣り合った人が
突然咳をし始めても、次の駅まではど
うするコトもできません。


今は冬です。少し気管支が弱い人だっ
ていると思います。コロナではなく、
軽い風邪気味の人だっていると思いま
す。でも、その人達に手を差し伸べる
コトができません。


そういう時はどうしたらいいのか?と
か、感染しない防護の仕方だとか、今
メディアが取り上げるべき話題はそう
いうコトのような気がします。


そういう方法はないのかも知れません。
でも、そういうシチュエーションの時、
医師ならどういう対応をするのか?と
か、感染症の専門家はどんなコトに気
を付けるのか?とか、そういう話を聞
いてみたい、と思うのはわたしだけで
しょうか?


政府もメディアも、感染者の数を発表
して、感染症の専門家達の誰にでも言
えそうな感想を訊いているだけではな
く、困っている人がいたら、どうやれ
ば急場をしのげるのか、等の行動にう
つせる情報が知りたいなあ…といつも
思います。カタチばかり、感染回避の
フリをするのではなく、本当に実効性
のある対応を望んでいます。