hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

声フェチ

ご来訪いただき、有難うございます!


若い頃、わたしは脚フェチだと思って
いました。スラッとした足にストッキ
ング姿には興奮するので疑うコトなく
脚が好きなんだと思っていました。


今の人にはわからない文化かも知れま
せんが、私たちの時代には夜中に電話
で長時間つながっているのが恋人同士
の証のような時代があって、大学時代
には、今のカミさんと毎日夜中に1時
間か2時間は受話器越しに繋がってい
ました。そのうちに、いつもこの声と
一緒に居られたらいいなあ…と思うよ
うになったような気がします。


時には電話中にカミさんが眠ってしま
うコトもあって、受話器のこっちで黙
って寝息を4時間聞いていたコトもあ
ります。カミさんからかかって来た日
は、こっちで切ろうと思っても、カミ
さんが切らない限り、電話は切れない
ので、4時間寝息を聞き続けるという
コトになる訳ですが、それが苦になら
ない相手なので、ああ、俺はコイツが
好きなんだなあ…と思ったのを懐かし
く思い出します。


カミさんは脚フェチは選ばないタイプ
の女性なので、フェチって譲れないモ
ノではなく、そうであったらいいなあ
…くらいのモノなのかなあ…と思うよ
うになりましたが逆に自分は声フェチ
なのではないか?と考えるようになり
ました。


太田裕美さんのファンクラブに入ろう
と思ってT&Cミュージックに行ったら
ピンクレディーのファンクラブが起ち
上がる時期で、ピンクレディーのファ
ンクラブに入ってしまった辺りから、
自分は脚フェチだと思っていたんです
けど、元々太田裕美さんが好きだった
(「袋小路」という曲を聴いた途端に
たまらなく切なくなって大好きになり
ました)のも実は「声フェチ」だった
のかも知れない、と再認識しました。


そこで、声フェチかも…と思うように
なった歴史を振り返ってみると、まず
第1に意識したのは「八神純子」さん
だったと思います。彼女の『水色の雨』
という曲を聴いた時、声が裏返る筈の
ファルセットが滑らかに地声の延長の
ように出ているのを聴いてたまらなく
好きになりました。その声の響きは、
あの体だから出るような気がして外見
も大好きになったと思います。


次に猛烈に好きだったのは「渡辺真知
子」さんでした。八神純子さんの対極
のようなパキパキと尖ったファルセッ
トに魅かれました。『迷い道』と『か
もめが翔んだ日』は彼女の声の特性を
素晴しく引き出している傑作だと思い
ます。


海外の女性アーティストの中では「キ
ム・ワイルド」の『Kids in America』
を歌うファニーボイスにやられました。
歌う時のアンニュイな感じにも魅かれ
ましたねー。


その対極を行く色気過剰気味の「パッ
ト・ベネター」の『Fire & Ice』も何度
聴いたかわかりません。ウチのカミさ
んの声質は、ちょっとパット・べネタ
ーに近いかも知れません。パット・ベ
ネターから過剰な色気を引いたらかな
り近いと思います。


その後は「坂本冬美」さんの「ビリー
バンバン」シリーズに強烈に魅かれま
した。『また君に恋してる』もいいで
すよね。でも『ずっとあなたが好きで
した』も泣けるんです。


或る日、YouTubeで『ロビンソン』を
聴いていたら、山形弁の女性の歌が聴
こえて来て「朝倉さや」さんを知りま
した。彼女の歌声からは元気をもらっ
ています。わたしは元々民謡は大好き
なので、2度民謡日本一になっている
彼女の声を好きにならない訳はありま
せん。でも、彼女の最大の武器は笑顔
だと思っています。


今、たまらなく好きな声が「Uru」さん
です。『プロローグ』のプレミアムス
タジオライブは最高傑作だと思います。
また、『Break』の低音部の息遣いの
摩擦音は、とてもセクシーで透明感と
妖艶さが同居していて、素敵だなあ…
と思います。


ほぼ50代以上じゃないとわからない人
もいると思いますので、実質的には50
代以上限定のような記事になってしま
いましたが、声って、魅力的なパーツ
だと思いませんか?