hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

『鬼滅の刃』と日本の昔話

ご来訪いただき、有難うございます!


『鬼滅の刃』が公開10日で日本映画史
上最速での興行収入100億円を達成し
ました。


また公開16日間で観客動員数1000万
人を突破しました。これってコロナ禍
の現在樹立した記録だと考えると、と
てつもない記録だと思いませんか?


わたしは『鬼滅の刃』を半月くらい前
の昼間に何本も続けて放送したのを観
て好きになった「にわかファン」です。


夜中の放送を観たり、以前から作品タ
イトルくらいは知っていましたが、柱
とは何か?とか、12鬼月とは何か?と
か、世界観に関するコトはあまり知り
ませんでした。


ところがその連続放送を観ていたら、
竈門炭治郎の鬼に対しても向ける心の
底から優しさが溢れるような気持ちの
持ちようだとか、炭治郎の唯一生き残
った妹の禰豆子が兄を思って背中の移
動箱から飛び出して炭治郎を助けるシ
ーンとか、何だか鬼との痺れるような
緊張のシーンの中で心がホッとするよ
うなシーンが散りばめられていて、あ
っという間に引き込まれて行きました。


そして、小さい頃に感じた『鬼』に関
するアイディアも思い出しました。


本当にまだ小さくて身長がまだ1mも
なかった頃のコトです。或る日、目の
前に外国人が2人立っていました。2
人ともとても大きくて、向かって右の
外国人は肌が白いのですが日に灼けた
ところがとても赤く見えて、もう1人
は白くて静脈が青く見えるという対照
的な肌の色で、髪の毛は赤い肌の方が
金髪でウェーブが掛かっており、もう
一人の青い方は短くスポーツ刈りのよ
うな髪型でしたが、今にして思えばわ
たしのソフトモヒカンのような髪型だ
ったのかも知れません。サングラスが
ちょっと恐いイメージでした。


大きくて頭の上が見えなくて、赤い肌
の人には2本角が生えてるんじゃない
か?青い肌の人は頭のてっぺんに1本
角が生えてるんじゃないか?…、そう
思った瞬間、鬼の正体って、アングロ
サクソン系(当時はそんな言葉は知り
ませんでしたから「白人」と思ってい
ました)の外国人を初めて見た日本人
が、赤鬼や青鬼に見えたんじゃないか
な?大きくてちょっと恐い感じがする
しなあ…と思いました。


その後、いろいろな本を読んでいるう
ちに、鬼とは渡来人で特別の能力を持
った中国からの王仁一族のコトを指す
という説がある、とか、想像上の生物
だとか、諸説知りましたが、幼い頃に
思い付いたわたしの考えより優れた説
には出逢いませんでした。


大昔から鬼はいたが、その頃は航海術
もなくて欧米人が鬼の起源とは考えら
れない、という論文も読みましたが、
ジョン万次郎のように漂流してたまた
ま日本にたどりついたアングロサクソ
ンはいないという論証ではなかったの
で、わたしは自分のアイディアを今も
採用しています。


そういう意味では、比較的小さい頃か
ら「鬼」については様々なアプローチ
をしていたので、ハマりやすい状況で
はあったのかも知れません。


映画の実写版の話題もよく出ています
が、わたしがプロデューサーならキャ
ストは竈門炭治郎には北村匠海さんか
眞栄田郷敦さんのどちらかしか居ない
と思います。竈門禰豆子にはみちょぱ
こと池田美優さんがいいなあ…と思い
ます。


近いうちに『鬼滅の刃 無限列車編』
を観に行こうと思っています。


大正時代の鬼と鬼を退治する側の話で
す。鬼の話と言うと、桃太郎のように
日本のもっと昔の話のような感覚を持
ちますよね?


日本の昔話と言えば、壮大なSFが多い
ってご存知でしたか?ちなみにSFとは
Science Fiction(空想科学小説)のコ
トだと思っていたのですが、どうやら
元々はScientiFiction(サイエンティフ
ィクション Scientific+Fiction)とい
う造語だったらしいですね。


代表的な作品が『竹取物語』と『浦島
太郎』だと思います。


竹取物語は言わずと知れた日本最古の
物語です。光る竹の中から登場する姫。
月からのテレポーテーションだと考え
ると、とんでもない設定だと思います。


かぐや姫を育て始めたお爺さんはその
後、竹の中から黄金を見つけるコトが
頻繁になって行きます。月から地球へ
黄金の送金システムを作っていたかぐ
や姫の一族は宇宙の支配者にだってな
れる可能性を感じますよね?お爺さん
とお婆さんはとても裕福になって行き
ますが、かぐや姫のための送金です。


この話は平安時代初期に成立したと考
えられていますが、見つかっている写
本等から、遅くとも10世紀半ばまでに
は完成・成立していたと考えられてい
ます。


月から来た宇宙人で、月に帰る美貌の
姫、っていうのが日本最古の物語の設
定。日本人て本当にすごいですよね?


日本最古の物語がエイリアンの話です
もん、なんかスゴイ(^o^)!


月からの使者がかぐや姫を迎えに来る
描写では、月から牛車で降りて来る場
面があります。ただこれは❝UFO❞のよ
うな言葉がない時代に、何人もの人が
迎えに来たので、そういう表現になっ
たという説もありますし、みんなが動
けなくなったのはレーザービームのよ
うな光線で動けなかった、という説も
ありますが、わたしは牛車でゆっくり
月から降りて来る方が、しっくり来ま
す。それを見ていた地球人が畏怖のよ
うな気持ちで動けなくなった、でいい
ような気がします。


意外と知られていないのですが、かぐ
や姫の物語から出て来た言葉って非常
にたくさんあるのはご存知ですか?


富士山(不死山)、甲斐なし(貝なし)、
あえなし(あへなし=安倍なし)、た
まさかる(魂離る)、等の言葉は竹取
物語から生まれた言葉だそうです。


特に富士山はかぐや姫が帝に贈った不
死の薬を、月に帰ってしまったコトで
悲しんだ帝の命令でたくさんの兵士を
引き連れて頂上へ燃やしに行った駿河
の1番高い山が、兵士で富んだ富士と
不死をかけて富士山というようになっ
た、というのはよく出来た話だなあ…
と思ったのを思い出します。


『浦島太郎』のエンディングは玉手箱
を開けると白い煙が出て来て、お爺さ
んになる、と思っている人が多いと思
いますが、御伽草子の中では、太郎は
鶴に、乙姫は亀になって再会する、と
いうお話になっています。また、違う
説では、玉手箱を開けた後には誰もい
なくなってそこには乾いた砂が風に飛
び散って行った、というホラーのよう
な話もあります。ただ、龍宮城で太郎
が過ごした3年という歳月は、地上で
は300年だとか、700年だとか非常に
長い月日が流れていた、というパラレ
ルワールド的な時間の流れが経過して
いて、親の面倒を見に帰った筈の太郎
が、親の消息を訊くと、お墓を教えら
れるという描写がやけにリアルな相対
性理論の世界だなあ…と驚いたコトが
あります。


或る意味、リアリティーというコトで
考えると、日本の昔話より鬼滅の刃の
方が現実に起きても不思議ではない世
界なのかも知れません。


日本の昔話は、子供を早く寝かし付け
るコトが出来れば、その後には大人の
男女の楽しく妖艶な時間が待っていた
と考えると、そういう匂いのする話も
たくさんあり、日本の昔話は、いつか
もう少し調べてみたいなあ…と思って
います(^o^)v。