hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

映画の『台詞』から感じたコト…『君の膵臓をたべたい』

ご来訪いただき、有難うございます!


今年の夏(8月)はインプットを増やし
ました。その中で心から感動した言葉
や、自分ではここまで削ぎ落した言葉
は出て来ない、と思った言葉をシェア
しようと思います。


今日はタイトル的には『君の膵臓をた
べたい』をお送りします。


まず、あなたにお時間が有ればこれは
見て欲しい作品です。きっとあなたに
心当たり、というか、ノスタルジック
な感慨を呼び起こさせるシーンが満載
です。アニメ版の映画もスタートしま
したね。わたしは実写版の浜辺美波さ
んと北村匠海さんの2人のシーンが大
好きです。この2人のシーンは誰もが
大人になる前に通って来た甘酸っぱい
経験を呼び起こすと思うのです。


わたしは自分の病気の経験もあるので
浜辺美波さんのセリフにはうなづくシ
ーンが多く、感情移入しやすかったと
思います。自分が慢性腎不全で透析を
週に3回受けなければ死にます、と言
われた時の絶望感を思い出します。わ
たしがその気持ちを乗り切った時には
自分のこれからの人生について具体的
な数字を積み重ねました。透析をしっ
かり受けている患者さんは平均25年
生きている、とか、現在のiPS細胞の
研究で腎臓を自分の細胞で作るところ
までこの寿命がもつのだろうか?とか
希望のもてる未来のイメージができる
まで、なかなか立ち直れなかったのを
思い出します。


この女性主人公の場合、膵臓の病気な
ので余命1年もつかどうか、と言われ
ています。その中で、自分らしく生き
ようとする決意は生半可なものではあ
りません。高校生でその状態だったら
気がおかしくなっても不思議ではない
と思います。


その彼女に死ぬ前に図書委員なんかや
っていていいのか?と【僕】(北村)が
問いかけた時に、桜良【さくら】(浜
辺)は誰だって事故に遭うかも知れな
いし、通り魔にやられるかも知れない
のだから1日の重さは誰だって同じだ
というようなことを物語の前半部分
(図書館)で言うシーンがあります。


それを受けて、後半、【僕】(北村匠
海さんは大人になって小栗旬さんにな
っています)の言う台詞が…、こんな
言葉です。


「明日どうなるかなんて誰にもわから
ない。だから今、この1日を…、この
瞬間を大切にしなきゃいけないって、
そう彼女に教わったのに…」


この言葉を最初に桜良が言っていたシ
ーンがフラッシュバックして来ます。
そのシーンでニコニコしながら喋って
いた桜良の強さに涙が浮かんで来ます。


実は以前、成功者にインタビューをし
た時に、必ず聞いた言葉が、


「今日しておくべきコトを必ず終わら
せておくコトで、明日は手つかずの1
日を思い切り使える。毎日毎日、今日
死んでも自分の人生に悔いなし、と言
えるように日々生きています」


というような言葉でした。これはとて
も難しいコトだと思う反面、成功の真
実を言い当てている言葉だと思います。


毎日やるべきコトを積み重ねて行く以
外、人に出来るコトはありません。と
ころが、自分に言い訳をして、必要な
コトを先延ばしにしてしまうから思う
ように物事が進まず、結果として充実
感を持てずに何となく満たされない日
を送る羽目に陥る訳です。


もし、毎日やるべきコトを粛々とやっ
て行こう!という覚悟が持てていたら
わたしも病気になった後の3か月間を
無為に過ごすコトもなかったと思いま
す。とても耳の痛い台詞でした。


その後、それに続くシーンで或るコト
をキッカケに【僕】が本を探し始めま
す。その時、台詞としては「宝探し」
と小さな声で【僕】(小栗)は言うので
すが、それが「桜良さがし」と聞こえ
るような気がします。


この作品は、キャストの配置もすごく
いいと思います。北村匠海さんが小栗
旬さんになったり、いつも「仲良し君」
を睨んでいた桜良の親友・恭子ちゃん
が大人になると北川景子さんになった
り…。


とにかく浜辺美波さんと北村匠海さん
の演技には心を打たれるところが多い
秀作だと思います。


実は今、透析を受けている病院の中に
浜辺美波さんと雰囲気の似ているマス
クをした臨床工学技士の女性が居ます。


この間まで、全く普通に話していたの
ですが、この映画を観てから少しドキ
ドキしてしまうようになりました。


おかげで血圧が上がって困っています
(^o^)/。