hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

「心」って何で出来てるの?

ご来訪いただき、有難うございます!


「心」って何で出来てると思いますか?


よく「思い」の3割くらいしか言葉に
ならない、と言いますが、果たしてそ
うでしょうか?


「思考」の道具が「言葉」である以上
言葉で考えたコト以上の「思い」は、
本当は存在していません。ちゃんと考
える時間があれば、全ての思いは言葉
に出来る筈ですよね?


その時点では言葉に出来なくても、よ
く考える時間があれば、全ての思いは
言葉に出来ると思います。


そこで大切になって来るのは、言葉の
「定義」をどのように決めるのか?と
いうコトです。


例えば…、そうだなあ…、「仕事」と
いう言葉をどのように定義するかで、
そのあとの「思考」が全く違うモノに
なって行きます。


「仕事」とは、「お金を稼ぐための時
間の使い方」と定義すると、今、どれ
くらい余裕があるかにもよりますが、
「どこで働いていくら稼ぐか?」とい
う思考に向かいます。


つまり、既に事業としては動いている
案件で働くという稼ぎ方になります。


ところが「仕事」を、「(天に)仕える
事(コト)」と定義すると、どんなビジ
ネスを手掛けるか、どんな事業を展開
しようか、という自分の天職となるよ
うな働き方を考えるコトになります。


事業を起こす、つまり起業するコトを
含め、自分が取り組みたい仕事を根本
から考えるコトになります。


つまり、一つの言葉をどう定義するか
によって、到達する答えも自ずと変わ
って来るコトになります。


自分に対する問いかけをどのような言
葉を使ってどのような定義で考えるか
によって、導き出される方向性も変わ
ってしまう訳です。その積み重ねこそ
が、その人の「心」を形成して行くコ
トになります。


そこで、「心」が形成される頃、とい
うか、物心がつく頃に自分の考えを聞
いてくれる人が居た人は、とても深く
自分の方向性を考える傾向が育まれ、
あまり聞いてくれる人が居なかった人
は、少し偏った考え方に向かう傾向が
見えるそうです。ひとりで複数の視点
を持つのは、なかなか人間には難しい
ですからね。


そういう意味で、仲間というのはとて
も大切な存在になります。人の話を聞
く、という行為は、人の「心」を育む
上でとても大きな作用をするからです。


誰かの話をしっかり聞いたコトのある
人は、それだけで相手の心を育てるお
手伝いをしているコトになるんです。


自分の「心」と向き合ってみるのなら
自分の苗字・名前と自分のやろうとし
ているコトのアイデンティティー(自己
同一性)を考えてみると、かなりいいト
レーニングになりますよ。


わたしは大学生の頃、就職前の時期に
それをやって、コンサルタントを目指
そうと決めました。その件に関しては
またどこかでお伝えするコトがあるか
も知れませんので、興味のある方は期
待しないで待っていてください。


そういう言葉とその定義を元に考えた
コトをベースとして「心」は作られて
行きます。


そして、自分の生きて行く上での属性
や立場によって、また考える言葉が変
わって行きます。


わたしの場合なら、夫、父親、(病気
の)患者…等の属性と世帯主としての
立場等を加味して、自分の生き方を考
えて現在の「心」に至っています。


それぞれを考える上での言葉と定義に
よって、自分をどうとらえるかが決ま
って来ます。


言葉にはなりにくい、と思われている
「感情」というモノでさえ、言葉で説
明できるんです。


というより、言葉で伝えられない感情
は、相手には伝えられない種類の感情
というコトになります。それは同じ言
葉を持たない人種というカテゴリーだ
と思います。なかなか通じ合わない人
って確かに居ます。でもそれは仕方の
ない話で、同じ言葉の定義が違えば、
同じ気持ちになるコトは難しいからで
す。


逆に言葉を聞いただけでその人の気持
ちが伝わって来る人もいます。仕事が
ギッシリ詰まっていて本当にいろいろ
な人に心が行き届かなかった頃に車の
FMラジオから流れて来た槇原敬之の
「セルフポートレート」という曲が耳
に入って来た時、ドワーッと涙が溢れ
て来て、高速を車で運転していた時だ
ったので、慌てて路肩に止めたのを思
い出します。


聴こえて来た言葉からその人の言葉が
出て来た時の心の中の状態と同調して
しまったんだと思いますが、心が動き
ました。そういう時に、心は言葉で出
来ている、と感じます。


少し拡張すると、言葉はなくても肌を
合わせた時や、五感のどれかで通じ合
うコトもありますが、最後に「心」に
落とし込む時には、やはり言葉で理解
するので、心は言葉で出来ている、と
言ってもいいのではないか?と思って
います(^o^)。