hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

「自分のタメ」より「人のタメ」の方が力を出しやすい?

ご来訪いただき、有難うございます!


人間て本当に面白い生き物ですよね?


自分のためにガンバるより、人のタメ
にする何かの方が力を発揮できる…。


高校生の頃、そんなのウソだ!と思っ
ていました。


自分のタメにがんばる方が力は出るん
だ、と思っていました。


わたしは野球をやっていました。チー
ムプレイが強調されやすいスポーツな
んですけど、いいチームというのは、
みんなの力を合わせるコトより、自分
のすべきコトを精一杯やって、一人ひ
とりの力を最大限発揮した上で、勝つ
ために同じ方向を見ているチームだと
思っていました。


ところが、ウチの野球部には、とても
野球が好きで、一所懸命練習をやり過
ぎて、肩を壊してしまった先輩キャッ
チャーがいました。彼は自分のプレイ
を精一杯やるコトは出来ませんでした
が、マネージャーのように練習試合の
予定を組んだり、髪の毛が伸びた後輩
の頭をバリカンで短くしてくれたり、
ミーティングの時などは状況に応じた
戦術を教えてくれたり、練習中に誰か
がケガをすれば適切な応急処置をして
くれる…。


彼がよく言っていたのは、


「無茶はしてもいいけど、無理はする
な。自分自身を知るコトが大切だ」


というセリフです。


「多少感情を優先するのはいいが、道
理を無視すると、俺みたいに大好きな
野球すら出来なくなる。自分を知るの
って、辛いんだ。これしか出来ないの
か?って思い知るコトだから…。でも、
それを知った上での努力は創造的なの
に対して、無理してやり過ぎるのは破
壊的だからね」


高校を卒業しても、その言葉は何度も
思い出しました。カラダを壊してしま
った時、この先輩の言葉を思い出して
人の言うコトを聞く、という意味を改
めて考えました。


大学生になって、大好きな女性と知り
合い、その人のタメならメッチャメチ
ャちからを出せるという事実を経験し、
「人のためなら」力が出せる訳ではな
く、「大好きな人のタメなら」という
条件付きで力が発揮できるんだなあ…
というコトを知ります。


その理由を自分なりに考えてみました。


その大好きな女性と、結局結婚するコ
トになる訳ですが、彼女が幸せを感じ
るコトは、自分が幸せを感じるコトと
同じ意味なんだなあ…と思いました。


例えば、自分の子供のためなら力が湧
いて来ます。愛している者のためなら
力が湧き出すのかも知れません。


相手の人生と自分の人生がつながって
いたら嬉しい、と思える相手に対する
時、力が湧き出すような気がします。


そんなコトを思っていた時、突然その
高校の野球部の先輩キャッチャーの言
葉を思い出しました。彼が卒業する時
の後輩に贈る言葉でした。


「キミたちと野球部で出逢いました。
みんな勘違いしていると思うので念の
ため伝えますが、俺はキミたちが野球
をしているから付き合っている訳では
ありません。何かができるから付き合
っているんだとすると、野球を出来な
くなった俺とは誰も付き合ってくれな
いコトになります。俺が故障した時、
監督は『俺の目が届かないところを、
おまえの目で見て俺に教えてくれ』と
言ってくれました。人に役目を与えら
れる人になってください」


これ、とてもいい言葉だと思いません
か?


それ以来、恋人に求めるモノは、


「居てくれるだけで幸せになれる人」。


何も出来なくていい。でも、もしかす
ると、1番難しいモノを求めているの
かも知れません…。