hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

逆境に立ち向かう思考法ーー自分の価値合計を考えてみるーー

ご来訪いただき、有難うございます!


友達からメールが来ました。


「これからどんな時代になるんだろう?
今までの経験がどんどん使えなくなっ
て行く…。人工知能やICTとかコンピ
ューターが介在しないとコミュニケー
ションも取れなくなるんだろうか?マ
ーケティングや集客メソッド等も以前
のやり方は、もうダメなんだろうか?


ナンパなんて、もう死語になっちゃう
くらい、女性との出逢いだってその後
のスキンシップに進まないし、なんの
ために生きてるのか、よくわかんなく
なっちゃったよ。


コロナ・ウィルスが世の中を変えちゃ
ったね。こんな時代に生まれなければ
よかったと思わない?」


もっと長~いメールでしたが、要約す
るとそういう内容でした。


まあ、コイツの場合はナンパしても、
その後まで女性が許してくれなくなっ
たコトがツマラなくて、こんなメール
をよこしたんでしょうが、案外この内
容で本当に悩んでいる人もたくさんい
ると思います。(この友達の場合は、
親からもらったマンションがいくつか
あったり、事業継承した会社もあるの
で、遊んでいても充分食って行けるヤ
ツなんです。本当にメールの悩みを感
じているタイプではない、とわたしは
感じています)


メールの返事は、


「確かにコミュニケーションツールと
してのデジタル化はアナログ好きには
面倒臭いかも知れないし、医療崩壊目
前で大変な思いをしている人もたくさ
んいるよね。飲食店には時短を迫りな
がら、ドクターやナースは残業の嵐っ
ていう医療関係者の善意で成り立って
るような、なんだか滅茶苦茶な世の中
になりつつあるし、政治屋達の無策失
策ぶりは目を覆うばかりだと思うよ。
でも…、」


という書き出しで、こんな感じに続け
ました。


「コロリと言われたコレラが流行った
時も、黒死病と呼ばれたペストが流行
った時も、人間は乗り越えて来たんだ。
コレラにはペニシリン、ペストにはス
トレプトマイシンを代表とする抗生物
質や抗菌剤が開発された。天然痘の時
は種痘という予防接種による免疫療法
が見つかり、弱毒化した天然痘の膿腫
から、ワクチンを開発した。いつの世
も大量の犠牲を払って、人類はそうい
う病気と戦って来たんだよ。コロナ・
ウィルスも人類との戦いの末に治療法
は出て来ると思うよ。だから、今は大
変な時を過ごすコトになるけど、未来
の人類は新型コロナ・ウィルスの治療
法を知っているんだと思う。きっと、
我々の時代の誰かが対処法を見つけて
くれるって信じてる。だから、こんな
時代に生まれなければよかったなんて
全く思わない。むしろ、移動しなくて
済むならリモートで連絡を取り合えば
いい、とか、できるだけ感染を抑える
ために不要不急の外出を避けるだとか
今までの出向かないと失礼に当たる、
というような不合理な慣習から抜け出
したコトは、人類にとっては一歩前進
だと思う。我々がコンピュータ・シス
テムを導入して必要なインフラがあっ
ても、モラルだ倫理だと対面交渉が求
められてたから、移動時間がネックだ
ったり、交通費用もばかにならなかっ
たが、これからは必要に応じて選択肢
が広がったと考えれば、利便性は上昇
したんじゃないか?この後、治療法が
確立すれば、アナログでもデジタルで
も自由に選べる時代が来るんじゃない
か?まずは、感染を抑えて治療法が出
て来るまでの不自由さをプラスにする
コトを考えようぜ!」


すると、ヤツが、こんなコトを訊いて
来ました。


「コンサルの頃の感じに戻って来たと
いう前提で質問なんだけど、これから
はどんなコトを考えながら生きて行く
のがいいんだろう?なんだかモチベー
ションが持ちにくくない?何をやって
も満たされないような世の中で、何を
モチベーションにして頑張ればいいん
だろう?」


ヤツにしては、とてもいい質問だと思
いました(笑)。確かに、モチベーシ
ョンを持ちづらい時代ですよね?


わたしは、こう答えました。


「〇〇のモチベーションを俺が答えた
って意味がないからそれは自分で探せ。
ただ、俺は何をモチベーションにして
いるのかというので良ければ答えるよ。


俺は、『自分の価値合計』を算出する
方法を考えてる。人は生きてるだけで
持ってる価値がある。例えば旦那が奥
さんに感じるような、居てくれるだけ
で幸せになる類の価値だ。それを『存
在価値』と名付ける。次に、今まで生
きて来て引き継いでいる価値がある。
○○にとってのマンションや会社等の
相続したモノなんかはまさにその類の
価値だ。それを『資産価値』と呼ぶ。
もう一つ、自分で働いて稼ぐ対価とし
ての価値がある。それを『労働価値』
とする。


『存在価値』+『資産価値』+『労働
価値』=『自分の価値合計』だよな?


その人の収入合計と価値合計が同じか
収入合計の方が多ければ、その人は豊
かな生活を送れていると思う。


ただし、日本では収入の大半は労働価
値だけという人が多過ぎると思うんだ。
○○は数少ない潤沢な資産価値を持つ
人間だから、あんまりピンと来ないか
も知れないけどね」


しばらく経って、ヤツからこんなメー
ルが返送されて来ました。


「自分の価値合計を考えてみたら異様
に資産価値が大きいコトに気付いた。
オレは労働価値が小さ過ぎるんだな。
もっと、労働価値を上げられるような
生き方を目指すと満足感が上がりそう
だ。ありがとう。これはモチベーショ
ンが上がりそうだと思った。男の場合、
あんまり存在価値って上げられないよ
な?」


わたしは、こう返事しました。


「例えば、ホストなんかは存在価値と
労働価値の切り分けが難しい職種だよ
な?○○は、親から存在価値を充分に
認められたから、存在価値と資産価値
と労働価値の切り分けが難しいんだ。
○○の労働価値は相続した会社からが
メインだろう?だから、3つとも切り
分けが難しいと思うよ。それに○○の
場合、労働価値を上げようと思えば、
不動産物件を売って、それを事業収益
にすれば、労働価値だってすぐに爆上
がりしちゃうだろ…」


ヤツから、面白い返信が来ました。


「面白いなあ…。そうか、オレの場合
は親が存在価値をそんなに認めてくれ
てた訳か…。


そういうふうには考えたコトがなかっ
たから、親は人に財産を渡すくらいな
ら家族に渡そうと思ってた、程度にし
か考えてなかった。オレは幸せなんだ
なあ…。


それから、これは、ラインとかツイッ
ターだとこういう話にはならなかった
ような気がするよ。メールなんて過去
の遺物みたいに思ってたけど、なんか
久々に人と話した気がしたよ。


何て言ったっけ?こういう感じ。ハイ
テック・ハイタッチ現象って言ったっ
け?ワープロが当たり前になった頃、
手書きの手紙の方が価値がグーンと上
がった、ってヤツ!まさに家族とはラ
インしかしてないや。たまにはメール
でも送ってみようかな?新しい発見が
あるかも知れないから。今日はありが
とう。コロナが終息したら、飲みに行
こうぜ!おまえがあんまり飲めなくて
もオレがその分、多めに飲むからさ!」


わたしはそれから、以前このブログに
書いた記事で、さらに詳しく読みたか
ったらどうぞ!と2つの記事を紹介し
ました。





という2016年6月の記事と、もう一つ





というほぼ1年前の記事を伝えました。


最初の記事は、ブログを始めたころの
記事で、読んでいるうちに当時の心境
を思い出して、ブログを始めたおかげ
で、今があるんだなあ…と感慨深さが
込み上げて来ました。


「価値」と「言葉」を大切に生きて行
くのがこれからの世の中を高いモチベ
ーションを持って行き抜く上で、とて
も大切なコトだと感じています。


思いがけず、友達と長いメールをやり
取りして、つい最近までガラ系の時代
だったコトを思い出しました(^o^)。


ガラ系時代に携帯メールを一般男性に
普及させたのは、キャバ嬢達だったな
あ…と、今さらながら懐かしく思い出
します。昨日まで携帯なんて電話でし
か使っていなかったオトコ達が、突然
昼間から携帯の画面を食い入るように
見始めると、だいたい前日にキャバク
ラに行った、という話を聞く羽目にな
りましたよね?


女性のメールを打つ速さには驚かされ
ました。


スマホではLINEが当たり前に使われる
ようになりました。


今度は何かなあ…。(^o^)うふふ。