hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

『歳』を重ねるというコト――若さが減る分、総合力が増える――

ご来訪いただき、有難うございます!


2年前の「こどもの日」に書いた記事
があります。令和一発目の『成長』と
いうタイトルの記事です。まずはお読
みください。



この記事は、とても気に入っている記
事の一つです。新しい元号の令和の最
初に満足できる内容の記事が書けたと
嬉しかったのを、思い出します。


人間、生きている限り、年齢を重ねて
行くコトになります。


若い頃、歳は取りたくないなあ…と思
っていたんですが、あと2年も経てば
還暦を迎える現在は、どんなふうに思
っているか?と言うと、『期待感』に
変わった、と思います。カラダは壊す
は、体力は無くなって行くは…、とい
う今、いったいどこに期待できるんだ
よ?と思いますよね?


総合力では二十歳の頃とは比べ物にな
らないくらいキャパ(許容量)も増え
たし、相手の立場も理解できるように
なったし、何よりも1番変わったのは


「相手の言うコトをしっかり聴けるよ
うになった」


というコトでしょうか(^o^)。自分の
わかるように好き勝手に聞くのではな
く、相手はどんなコトを伝えようとし
ているのか、かなり客観的に聴けるよ
うになったと思います。


人の話を聞く。人の話を聴く。人の話
を訊く。1番難しいのは「訊く」だと
思います。相手の思いを理解するため
に、自分の中には無い世界でも、相手
が思っている世界を理解するために訊
き出す力が求められるので…。


若かった頃は、それが出来ませんでし
た。自分がわかる世界で、相手の言う
コトを解釈するので、きっとたくさん
勘違いしていたんだろうなあ…と思い
ます。だから、相手を否定してかかる
クセがありました。


それなのに、相手に否定されると徹底
的にやり込める、という、まあ一言で
言うと、イヤなヤツでした。


それが歳を重ねると、相手の言うコト
をどうしたら理解できるのだろう?と
心から知りたくなったので、解るまで
訊けるようになりました。そして確認
して、お互いに共通認識が出来て、そ
れから思いを言い合えるようになりま
した。


若い頃には考えもしなかった成長だと
思います。相手の気持ちを認められる
ようになったので、「そうですね」や
「あ、なるほど。そうか!」等の相槌
が増えました。相手を受け止める言葉
が増えたなあ…と思います。


受け止めるコトと、受け入れるコトは
似ていますが、まるっきり違います。


受け止める、というのは、自分を持っ
ているコトが前提になります。相手が
言ったコトを理解し、キャッチボール
をするようにカラダの前で受けて、相
手に投げ返すのはボールです。


それに対して、受け入れるというのは
まず、相手の言ったコトを自分の中に
飲み込んでしまうコトです。それにつ
いて、何かを返す場合には、自分の中
の一部が一緒に出てしまいます。


相手の言ったコトに影響を受けて、自
分の中に受け入れる場合は、まず、受
け止めた後で、自分の意志で受け入れ
ればいい。まず、受け入れてしまうと
それは自分の中に入れなくてもいいコ
トでも、自分の中で何らかの変化を起
こしてしまうので、ボールのように投
げ返すコトが出来なくなってしまうん
です。


そういうコトが自然と出来るようにな
るのには、わたしは50年かかりました。


若い時は「勢い」も魅力の一つですが
歳を重ねると、包容力や、理解力が求
められるようになると思います。


子供も成長して来るので、一人の人間
として向き合うためには、自分の世界
だけでは足りなくなるからだ、と思い
ます。


歳を取ったら、聞き上手になりたいな
あ…と思って来ました。まだまだです
が、少しだけ、若い頃よりは人の話を
聴けるようになって来たかなあ…と思
います。


人はいくつものペルソナの集合体です。


わたしは一人の男ですが、カミさんか
ら見れば旦那だし、子供達から見れば
父親です。仕事の時の顔もあるし、友
達との人間関係もあります。病院では
患者としての顔もあるし、看護師さん
達の愚痴を聞く役目もあります。


全部わたしです。付き合う人が増えれ
ば、わたしのペルソナも増えます。で
も無理なくやって行くためには、相手
の言うコトをしっかり訊いて、自分が
理解できる世界を大きくして行くと、
対応力がアップして行く、と思います。