ご来訪いただき、有難うございます！

一言で『魅力』と言いますが『魅力』
って一体、何でしょうか？

人気の根源だろうとは思いますが、『
情報』とは少し種類が違っていますよ
ね？

魅力的な人ってなかなか居ないような
気がしますが、最近になって『魅力』
の正体って何だろう？と考えるように
なりました。

考えれば考えるほど、魅力的な人しか
居ないように思えて来ました。

『魅力』というモノは、例えばわたし
が、誰かに対して感じれば、それは既
に『魅力』になってしまいます。

例えば極端な例ですが、わたしの友人
で、学生の頃、

「オンナはボインに限る！」

と豪語していたヤツがいました。彼は
オンナの最大の武器は大きな胸だ、と
言ってはばからないヤツでしたが、実
はその後、結婚した女性はどちらかと
言えばつつましい胸の女性でした。ど
こに魅力を感じたのか、結婚式の２次
会で同級生の司会者に訊かれると、

「女性の胸は大きい方がいいと思って
いたんです。ところが彼女と出逢って
小ぶりなのに感度のいい胸を知ってか
らは、彼女のオッパイこそが最高だと
思うようになりました」

と答えてみんなに思い切り冷やかされ
ていました。

いつも彼女の前で威張り散らしていた
友人も居ましたが、その友人も５年後
にその彼女と結婚しました。そして、
結婚した新居に友人数名で遊びに行っ
た時、そいつがしみじみと言いました。

「最初の頃、俺がするコトにいちいち
スゴイ！スゴイ！って言うもんだから
そんなに人に心酔したような態度を取
ってると簡単にダマされるオンナにな
っちゃうと思って、彼女から目が離せ
なくなって行ったのが始まりだった。
ところが親父さんの看病で実家に戻っ
た時に、彼女のスゴイ！と言う言葉で
俺はやる気になっていたコトに気付い
ちゃった。その後、彼女が東京に戻っ
て来てくれてから、彼女に威張り散ら
すことをやめた。彼女はそれすらスゴ
イ！スゴイ！って言ってくれるんだ。
もう、ズーッと側にいて欲しくて俺か
らプロポーズしちゃったよ」

40台になって、オバアチャンになっち
ゃったと言っていた知り合いの女性が
いますが、わたしたち50代から見れば
ピッチピチの若い女性です。

むしろ、子育てが終わって一段落した
女性の方が魅力的だと思えたりするく
らいです。

人の魅力を数え始めたら、枚挙にいと
まがなくなって延々と書き続けてしま
いそうになるほどです。

ではなぜ、魅力的な人は少ないと思い
込んでいたのか？という新たな疑問が
頭をもたげて来ました。

それは、自分には魅力はあんまりない
から、何かいい所を作ってアピールし
よう、と思い込んで来たからのような
気がします。

自分の魅力を分析している人って案外
少ないような気がします。

でも、敢えて言います。

魅力を作ろうとなんて思わないでくだ
さい。

アナタが生きているだけで充分に魅力
的なのですから…。

これは名言として、我々の友人の中で
語り継がれている『魅力』の話があっ
て、

「どんなに性格が悪い相手でも『肌が
合う』だけで最高のオンナになってし
まう」

と言うくらい、そこら中に魅力は転が
っています。

そこで、本当に魅力的だと思う人って
どんな人か？と言うのを、以前同級生
と話した内容を思い出すと…、

「その瞬間、瞬間の変化をいつもそば
で見ていたいと思われている人」

という結論になった記憶があります。

留まった時、魅力は消えて行くものだ
と思います。その話をした時、

「魅力って水に似てるね」

と盛り上がったのを思い出します。

淀むと魅力は減ります。流れていると
魅力は増えて行きます。

だからアナタが気にかけるコトは自分
が流れているかどうかだけ、確認する
コトです。

淀んだら水も腐って行きます。いわゆ
る『死んだ水』にならなければいいん
です。

そうですね。例えば、結婚したら自分
は奥さんとして、或いは旦那として、
ズーッと安泰だ、と思ったコトがある
人は要注意です。

契約で成立しているだけの関係なんて
本質的な魅力にはならないんです。だ
から、絶えず相手にとって魅力的な存
在でありたいと考えやすい訳ですが、
魅力を作らなくてもいい方法がありま
す。

相手のコトを愛し続ければいいんです。

自分が成長し続ければいいんです。

いいですか。人の言うコトは信じたら
ダメです。例えば経済白書だって間違
えた言葉を使うコトがあります。昭和
52年頃だった(？)かな？、

『安定成長』

という言葉が出て来ます。これは概念
として有り得ません。

安定しているなら成長しないし、成長
しているなら安定はしていない訳です。

ところが、役人が作ったような資料だ
から、正しいコトを言っている、と信
じてしまうと、ここに疑問が出て来ま
せん。それが１番『魅力』を無くす行
為だと思います。自分が使う言葉を、
まずは吟味するコトから始めてみてく
ださい。そして、自分が納得した言葉
だけを使ってみると、自分の行動に流
れが生まれます。よくわからない言葉
を使っていると、動けないので淀んで
しまいます。

それだけを心掛けると、もう魅力的な
人になってしまいます。

先日、友達と思わず笑ってしまったの
が、若い女の子の話なのですが、

「今日から魅力的な女性になるために
化繊の洋服を着る」

という子がいました。どうして化繊の
洋服を着ると魅力的になるのだろう？
と不思議に思い、彼女に訊いてみまし
た。彼女は、

「ビビっと来る人との相性って静電気
が正体かも知れないでしょう？だから
そういう人と出逢うためには、自分が
帯電しやすくなっている方が確率が上
がると思うの」

と真面目に言うのです。それを聞いて
友達は、

「物理的にビビっと来る必要はなくて
いいのなら、俺が自然素材の服を買っ
てあげるから、それを着てくれよ。ビ
ビっと来るより、バチバチしちゃう感
じになっちゃうよ」

と言って、その子のコトを大変気に入
っているようです。本当に何が魅力に
なるか、わからないもんです。

どんなコトでも、気に入ってしまえば
魅力になってしまいます。

ですから、無理に魅力を作り出そうと
なんかしなくてもいい訳です。相手が
見つけてくれるモノ…。それが魅力で
はないでしょうか？

だから、自分が興味のあるモノに一所
懸命打ち込んでいると、それを魅力的
だと思う相手が現れるのだと思います。

人目を気にして何かで無理するのでは
なく、人目なんか気にしないで自分の
興味に従ってみると、行動がうまく流
れて、魅力が増すのだと思います。

今回はとてもストレートに『魅力』に
ついて思うコトを書いてみました。

何かの参考になれば幸いです(^o^)／