hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

昔話からの棚機→七夕(子供の頃のエロチックな妄想)

ご来訪いただき、有難うございます❣️

(^o^)v❣️。


初老の「天帝」と呼ばれる男が

1人娘を思いながら思案していた…。


《ベガもとても働き者でいい女に

なって来た。母親似のいい娘だ。

でも、男っ気が全くなくてイカン。

女は家庭を知って幸せの深さを

知るのだ…》


そう考えて、どこかに娘にぴったりの

男性は居ないかと探して歩いた。


ふと気になる男を見つけた。

やはり働き者で、農業従事者だった。

メインの仕事は牛飼いである。

浮いた噂1つなく、真面目に仕事に

取り組む姿に好感を持った。


早速、娘のベガに会わせてみた。


男は照れながら

「アルタイルです。もしかすると

今までの人生は、あなたに逢うための

前奏曲(プレリュード)だったのかも

知れません」

と精一杯の思いを告げた。


ベガも同じように感じ、初めて逢って

すぐに、2人は離れられなくなって

しまった。来る日も来る日も2人で

仲睦まじくしていた。


最初は良かった。

でもその影響で機を織る仕事を一切

しなくなったベガのコトで、

天帝の所には、クレームが

ひっきりなしに届くようになった。


同じ理由で天帝の所には、牛が病気に

なったとか、草がボウボウになって

畑をどうにかして欲しいという

クレームが次から次に届く。


ベガとアルタイルを呼びつけ、

クレームを伝えても、アルタイルは

「わかりました。気を付けます」

というばかり。ベガに至っては

「わかるけど…アルタイルが居ない

世界なんて考えられない、ウフッ」

という始末。


とうとう腹に据えかねた天帝は、

2人を引き離し、川の西にベガを、

川の東にアルタイルを住まわせ、

逢うコトを禁じた。


アルタイルは痩せ細り、ベガはただ

泣き伏せるばかり…。


見るに見かねた天帝は2人に告げた。


「1年に1度だけ、しっかり働いた

褒美に会わせてやるコトにする。

ただし怠けていたら、その1度も

会えないコトになるぞ」


2人は元のように一所懸命に働いた。

そして、1年に1度の逢瀬のために

手を抜かずに精進した。


そのおかげで、ある年の7月7日に

雨が降って、天の川に水が増え、

いつものように渡れないとベガが

困っている時に、天帝は言った。


「頑張っているお前たちのコトは

わかっている。

これから雨が降っても必ず逢えるよう

にカササギに伝えておくから雨が

降ったら橋を架けてやろう。

ただし、この橋は1年に1度だけしか

かからない橋であるコトを忘れるな」


こうして七夕にだけ、2人は逢える

コトになりました。

めでたし、めでたし。




この話を初めて聞いたのは小学生に

なる前でした。

近所にデパートという名のスーパーに

毛が生えたような店があり、そこの

竹の枝に、短冊を書いて下げて来る

イベントがあって、七夕を初めて

知りました。


幼稚園に行かなかったわたしは近所の

イベントで知った行事というのが

たくさんあります。


その中の1つが七夕です。

この七夕がヤケに記憶に残ったのは

真面目な男と女が運命的に出逢ったら

全く働かなくなったという部分で、

幼いながらも「エロチックさ」の原型

を感じたからだと思います。


《織姫と牽牛が運命的に出逢って、

他のモノは要らないから2人で仲良く

出来ればいいと離れなくなった》


という事実は2人で居るだけで幸せで

人前に出なくなったのは、人前に

出られない格好(裸)だったのかな?

とか、それが何よりも良かったのは

どんなコトをしていたからなのかな?

とか、まだ5歳だったわたしには、

想像しても具体的にどんなコトをして

いたのかを考えられる知識は

ありませんでした。

しかし想像を絶する気持ちいいことが

あったに違いないということだけは

わかるので、凄く記憶には残って

いました。


だってそれまでは働き者だった2人

ですよ。それが働かなくなって、

引き離された後は、2人とも何も

できないほどヤル気がなくなって、

1年に1度だけ会わせてヤると

言われたら、今度は今までの1/365

しか逢えないのに、それで1年間

フルパワーで頑張っちゃうって

どんだけ気持ちいいコトが

待ってるんだ?って思っちゃいます

よね〜?

まさに想像を絶する気持ちよさとしか

言えないものが、そこに在る…。


初めての経験を今のカミさんとした時

「コレは離れられなくなるよなあ…」

と七夕の話を初めて聞いた5歳の時に

意識は戻ったコトを思い出します。


昨日、今度の家用に台所に食卓を

組み立てました。この間、クルマを

借りた時にニトリで買って来ました。

黒いテーブルに

背もたれのある白い折りたたみ椅子。


食事はキッチンで食べられるように

なりました。


織姫と彦星が家庭を持っていたら

どんな家族を作ったのか、今でも

たまに考えてみることがあります。


きっと、とても仲の良い4人家族に

違いないと、何故か確信を

持っているのが不思議です(^o^)v❣️