hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

文章読本③「比喩の方法」

ご来訪いただき、有難うございます!


文章読本最終回は、「比喩の方法」を
お届けします。いろいろな例えを駆使
して、少しでも内容をわかりやすく伝
えられるように、自分のためにももう
一度、まとめ直してみたいと思います。


まず、「比喩」とは「たとえる」表現
方法のコトを指します。伝えたいイメ
ージをわかりやすくしたり、表現した
い意味を強調したりする効果がありま
す。


その方法には、大別すると「直喩(明
喩)」と「隠喩(暗喩)」の2つに分けら
れます。英語では「シミル」と「メタ
ファー」と言います。辞書的に言うと
この2つ以外に、換喩、提喩、諷喩等
の5つの方法が代表的と言われていま
すが、換喩は「金バッジ」という言葉
で「国会議員」を表す類の表現で、暗
喩の仲間ですし、提喩は全体的語から
部分的・特定的意義を表したり、部分
的・特定的語から全体的意義を表した
りする表現で、「太閤」という職名か
ら「豊臣秀吉」を表したり、「小町」
という本来は特定名から「美人」の総
称とする用法で、これも暗喩の仲間で
す。諷喩は「朱に交われば赤くなる」
のような表現で、これは色のコトを言
っているのではなく、本義をそれとな
く推察させたり、表現したりする修辞
法で、「人は交わる友によって感化さ
れる(主に悪い友達に影響されやすい
という意味で使われるコトが多い)」
意を表します。これも暗喩の仲間と考
えていいでしょう。というコトで、コ
コでは直喩と隠喩に大別して論じます。


直喩は「まるで○○のような~だ」や
「〇〇みたいな△△だ」という直接的
に何かを例える表現です。例えば「雪
のような白い肌」というような表現で
す。


隠喩は、直喩ではない表現で、例えば
「雪の肌」というような表現です。実
際には雪でできた肌ではないのに、上
記の例のように、「雪のように白い肌」
というより、透き通るように白い、更
には少し冷たい感じさえ伝わるかも知
れません。「ひまわりの微笑み」のよ
うな表現です。別にひまわりは笑う訳
ではありませんが、そこにいるだけで
回りを暖かくしてしまうような優しい
微笑みのコトだと伝わると思います。


比喩と省略形は全く違います。カナダ
人の友達が、昔、


「日本人の表現は難しい。どうして、
寿司屋さんで『俺、まぐろ』って言う
の?彼はマグロではないのに…。それ
って比喩表現て言うんですか?」


と言われて、わたしは


「いや、比喩表現じゃないよ。それは
簡単な省略形だよ。『俺(の注文は)
マグロ(です)』の省略形。むかし、
コントで中華料理屋の設定で『俺、ラ
ーメン』て客が注文すると店主が『お
まえはラーメンか!』っていうのをテ
レビでやってて、思わず笑っちゃった
けど、それと同じ、注文の時の省略形
だよ」


そう言うと(カナダ人の)彼は納得して
いました。


直喩は「まるで~~のよう」と例えて
いるのがハッキリとわかるのであまり
意味を間違えませんが、隠喩は難しい
コトがあります。


或るエッセイのタイトルが『アリよさ
らば』となっていたので、矢沢永吉さ
んの「アリよさらば」を連想して蟻の
方の話かな?と思って読み始めたら、
モハメド・アリの話でした(笑)。


もっとも矢沢さんのアリも人間を働き
アリに例えている訳で、蟻の話ではあ
りませんが…(^o^)。


むかし、カミさんと付き合い始めた頃、
わたしはカミさんのコトを「姫」とか
いうコトがありましたが、カミさんが
わたしのコトを「王子」と言ったコト
は無かったなあ…。だいたいいつの世
でも、オトコの方がロマンチストだっ
たりしますよね(^o^)。あはははは。


おアトがよろしいようで…(^o^)v。