ご来訪いただき、有難うございます！

ここのところ、血圧が高くて180－90
くらいが続いていました。血圧を測り
に回って来てくれる看護師さん達は、

「（血圧が）高いね。」

と毎回言うので、わたしも毎回、

「（看護師さん達が）素敵だからドキ
ドキして血圧が上がっちゃうんだ」

と答えていました。看護師さん達は、

「そうだね。そういうコトにしておこ
うね」

とか、

「hittyさんは明るいからいいよね」

とか、だいたい２パターンの返事でし
た。ところが今月に入るとすぐに、ド
クターから、

「ドライウェートを下げましょう」

と言われていましたが、昨年はドライ
ウェートを下げてから、血圧が下がり
過ぎて具合が悪くなる日が何日かあっ
たので、

「今年は出来るだけ下げたくない！」

と言いました。ドライウェートとは、
透析後に水分を血液から引いた後の体
重のコトです。ドクターは、

「血圧が高いと、血管が固くなって動
脈硬化や心臓病や脳梗塞等の様々な病
気が発生しやすくなる上に、もう高齢
ならいざ知らず、まだ若くてこれから
が長い人は、血圧を下げて動脈硬化を
避けた方が結果的に長く生きられるか
ら、ドライウェートを下げるコトは、
とても大事なコトなんだけど…」

と言うのです。わたしは「まだ若くて
これからが長い人」という部分が気に
入って、

「じゃあ、下げてみましょうか？」

と歩み寄りの姿勢を見せました。で、
実はその時、密かにあるコトを画策し
ました。わたしは健康な状態で病気に
なる前のベスト体重は69㎏でした。今
回、血圧が高い、と言われた時のドラ
イウェートは73㎏だったので、４㎏減
らしたいなあ…と思いました。病気に
なって各臓器が水浸しだった頃から、
透析でカラダ中の水分を抜いて、週に
３回、透析をするようになって今のク
リニックに通うようになった頃は、ド
ライウェートが61,5㎏でした。多少の　
増減は有りましたが、基本的には５年
間かけて61,5㎏から73㎏まで11,5㎏
も増やし続けて来たコトになります。

健康時の69㎏の時は、それなりに筋肉
もありましたし、普通に暮らしていま
した。ところが腎臓の病気だ、と告知
された頃には、だいぶ筋肉が落ちてい
ましたし、カラダ中の臓器が水浸しに
なっていたので、横になって眠れない
ほど、肺までもが水浸し状態で、左腕
にシャントを作って、透析を始めたら
１回に５㎏以上水分を引いた日もあり
ました。たしか、最初の透析の頃って
75㎏くらいあったと思います。筋肉は
落ちていて、なのに体重は増えていて、
水浸しの臓器なので、初めての透析の
時は６㎏くらい引いたと思います。

最初の３回の透析だけで15㎏近く減っ
たと記憶しています。その頃は筋肉量
がだいぶ減っていた上に、カラダを鍛
えるなんてもってのほか、というドク
ターだったので、半年くらいは非常に
軽いまま、過ごしていました。

ところが、わたしは心臓にもステント
が入っているのですが、心臓の先生は
適度の運動は心臓や他の臓器のために
も必要だ、という人で、わたしの透析
の主治医と会ってくれて、いくら腎臓
が悪くて老廃物を増やすのは良くない
といっても、適度な負荷を各臓器にか
けるコトは血管の伸縮を考えても必要
なコトだと思いますが…と意見をして
くれたおかげで、少しなら運動をして
もいい、と透析の主治医も言うように
なりました。

その後、少しずつ筋肉を付けたり、散
歩をしたりして、動くようになり、少
し体力を使うような仕事にも就いたり
して、筋肉量を増やしたおかげで、筋
肉の中に水分を保持できるようになっ
て透析後に足が攣るコトも減りました。

現在ドライウェートは２㎏減らして71
㎏まで落としました。あと２㎏減らそ
うと思います。夏の汗をかきやすい今
だからこそ、ウェートを落としやすい
と思います。

体重を落とすと具合が悪くなりやすい
からとドクターの言うコトを聞かない
ようにしようと思っていたのに、少し
気に入ったコトを言われて、自分から
減量するコトに積極的になってみたら
どんどん落としても大丈夫な状態で居
られたりする…。

人間の意志力の偉大さを少なからず感
じている今日この頃です(^o^)ｖ。