ご来訪いただき、有難うございます！

緊急事態宣言が解除され、ムスメも学
校に行って来たようです。６月から授
業を始めるために、新学期の最初の登
校で教科書を揃えたり、朝早く起きて
公共交通で学校に行って来て、ズーっ
と外に出なかったせいか、とても疲れ
たらしく、お昼寝をしたみたいです。

電車やバスもかなり混んで来て、感染
が恐いなあ…と本気で思うようになっ
て来ています。東京は第２波が確実に
迫って来ています。九州と東京は早い
時期に第２波が訪れるかも知れません。

ムスメがこんなコトを言いました。

「きゃりーぱみゅぱみゅが投稿した「
＃検察庁法改正案に抗議します」とい
うSNSの内容に誹謗中傷が凄くて結局
削除したのは可哀そうだと思う。誰に
だって意見はあるでしょう？若いから
とか、アイドルなのにとか、関係ない
コトでの誹謗中傷って、する奴らのレ
ベルの低さがイヤだよね…」

これを聞いて、いいコトを言うなあ…
と思って、わたしは、

「選挙権を低年齢化させたり、成人年
齢を低くしようか？という議論があっ
たり、世の中は若いうちから社会に参
加させようとしているのに、批判する
人の側の意識が変わらないのは嘆かわ
しいよなあ…」

と言いました。すると、

「違うかも知れないけど、政治家達は
キチンとした意見が出て来る前の若い
人達ならダマしやすいから、理屈を言
い出す前の世代を操りたい！っていう
のが本音なんじゃない？本気で政治に
関するコトを18歳で言い始めたら、ま
だ何にもわからない若造が何を言って
る！って逆切れするような気がする」

と言うんです。これはかなり核心を突
いているような気がします。もっと解
りやすく、もっと簡単な言葉で、素人
にも解りやすい政治を心掛けなければ
みんなで参加する政治には向かわない
でしょうが、確かに今のままではムス
メが言うような政治だとしか思えない
ですよね？

現在の政治が最低だと思う理由の一つ
は、証拠を残さなければ全て許される
という安倍さんの有り得ない理屈です。

今回のコロナ禍での専門家会議の議事
録等を残さないと言ってみたり、もり
かけサクラ問題を追及されなくて済む
ように違法に黒川氏の定年を延長した
り、本来保存しなければいけない書類
を処分させてみたり、国家の財産を私
物化しているばかりか、それを忖度す
る人間を重用したり、国家機能の重要
な部分をぶっ壊しまくっている政権に
興味を持つ若者なんてよっぽど奇特な
人だと思います。

しかも、きゃりーぱみゅぱみゅさん達
への誹謗中傷問題を、自分達の批判に
も適用しようとするテイタラク…。

安倍さんをはじめとする政治に関する
批判は政治批判であり、正当な批判で
す。誹謗中傷ではありません。何が問
題なのか、その批判の論拠を挙げて正
当に批判しているのです。例えば安倍
氏は自分達の総理官邸から黒川氏の処
分案を押し付けておいて、法務省の責
任にしています。そして、法務大臣が
責任を取って辞職すると言うと、強く
慰留して見せたりしています。責任は
自分にある、と言いながら責任を取る
のは自分ではない、という理屈です。

国民が誰も信用していない政府は、も
う続けない方がいいです。若い子達は
感性で真実に近付いて行きます。

今のままだと若い子達が正しく判断し
ていても、訳知り顔の大人たちがその
感性を壊して行くという構図になって
います。若い人達の話にもっと大人達
は耳を傾けた方がいいと思います。

我々が若い頃には、話を聞いてくれる
大人がいました。そして、大抵とても
その話のジャンルに造詣が深く、情熱
だけで喋っている我々に新しい視点を
与えてくれました。

そういう大人達に我々は憧れました。

今、自分のコトを考えると、あの頃の
憧れた大人たちのようになれていない
ような気がします。

時代の空気として、相手の話を聞ける
人より、自分の言葉で喋れる人の方が
偉いような空気が存在するような気が
します。

話す人と聞く人がいて会話は成り立つ
のに、どちらかがエライというコトは
ないと思います。ことわざでも、こう
言っています。

雄弁は銀、沈黙は金。

よく聞けるコトの方が上位概念です。

大人として、人の話を上手に聞ける人
になりたいなあ…と思います。