hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

考え方を変えるだけで世界は変わる(^o^)v

ご来訪いただき、有難うございます!


年末年始、透析をしているわたしにと
ってはいつもと全く変わらない日常が
繰り返し、巡って来ます。年明けも、
1月1日から透析です。とはいえ…


年の瀬には、ここ3年間恒例となった
薬を2週間分、小分けする作業をしま
す。かかりつけ薬局は、年末年始のお
休みに入るので、年末最後の処方箋を
もらうと大量の薬をもらって来ます。
この作業をすると、年の瀬だなあ…と
思います。




この薬を見ると病気になった年の絶望
感を思い出します。慢性腎不全という
病気によって、手足をもがれたような
感覚に陥りました。その時はこれから
透析が始まれば、週に3回は病院通い
だから遠くには行けなくなるし、泊り
がけの旅行も無理だなあ…とか、とに
かく目の前が真っ暗だったのを思い出
します。


では、実際にそんなに大変な暮らしを
しているのか?と言えば、ほぼ思って
いたような絶望感なんて全く感じない
で生きています。


何が変わったのか?というと、考え方
が変わったんだと思います。


出来ないコトを数えるのをやめて、出
来るコトを数えるようになりました。


やらなきゃ、と思うコトはだいたいや
りたくないコトなので、やらなくても
いいと思えるようになりましたし、や
りたい、と思うコトはどうしたら出来
るのか?と考えるようになりました。


健康だった頃より、発想が自由になり
今までよりむしろ楽しんでいる自分を
見つけて喜んだりしています。


きっかけは、内臓が水浸しになって呼
吸困難を起こした時だったと思います。
肺も水浸しになって、横になると息が
出来なくなった時に、本当に死ぬかも
知れないと思い、どうしてこんな状態
になってるのかを知りたいと思いまし
た。腎臓が働かないというコトがどう
いうコトなのか、初めて理解しようと
思いました。


水分がおしっことして排出できないと
いうコトだとザックリわかりました。
週に3回透析をするのは、2日間で排
出できなかったおしっこを当時は3時
間(今は4時間)の透析で抜いているん
だ、というコトがわかりました。


心臓も水浸しの状態から透析でだいぶ
回復しました。医学のおかげで本当に
助かりました。今までどれだけ自分の
カラダを過信していたのかを知るコト
になりましたし、カラダが資本だと言
いながら全くケアしていなかったコト
を反省しました。しかし、反省しても
取り返しのつかない所まで来ているの
も理解しました。


カラダのコトが少しずつわかって来る
と、今、出来るコトをやろうとしまし
たが、出来るコトをやるコトとやりた
いコトをやるコトの優先順位を考えま
した。


ドクターから言われる通りの食生活を
していたら、記憶が弱くなって行く感
じがして、栄養士さんと話してみたら
認知症にならないためには、必要な栄
養素が不足してしまうので、病気を抑
える食事を優先するのか、頭が働く食
事を目指すのかは本人次第だ、という
コトを教わり、認知症になりにくい食
事を選ぶコトにしました。


その辺りから、自由に生きている実感
を持つようになりました。


どんなコトにも作用に対する反作用が
あります。いつでも、どんな時でも、
自分の人生は自分で決めて行く決意が
必要なんだと思うようになりました。


この栄養士さんとの話の後、視点の重
要性を意識するようになったと思いま
す。寿命という観点と認知症にならな
い時間という2つのトレードオフを、
自分はどう考えるのか、というような
視点を持つようになった、というコト
です。


子どもたちのやりたいコトを聞いた時
も、やりたいコトをどうしたら出来る
のか?という視点で答えるようになり
ました。


以前は、やりたいコトを達成するため
に必要なアドバイスだけをしていまし
たが、今はカラダにはどうするコトが
負担になるのか?というようなまさに
カラダが資本であるコトを織り込んだ
アドバイスをしてあげるコトができる
ようになりました。


これは、カラダを壊さなかったら絶対
に気付かなかったコトです。そういう
意味では、カラダを壊して良かったコ
トの1つだと思います。


それから、睡眠のコトも考えるように
なりました。本当に睡眠のコトは全く
考えていませんでした。


若い頃は本当にあまり寝なくても大丈
夫だと信じていたからです。眠る時間
があれば、目一杯仕事をしてギリギリ
まで恋人と抱き合っている方が有意義
だと本気で思っていました。


20代、30代の頃は、平均睡眠時間は
2~3時間でした。今、思えばよく生き
ているなあ…と思います。


たくさんの間違った経験を通して、今
やっとスタートラインに立っている気
がします。


今年も読んでくださり、ありがとうご
ざいました。来年もよろしくお願いし
ます(^o^)/。