ご来訪いただき、有難うございます！

わたしは身体障害者１級なので、友達
と飲みに行くのは、もう無理なんだよ
なあ…と、諦めかけていました。

水分を１日に１リットルくらいしか飲
めません。とは言っても、食事の分は
別カウントでいい、とはいえ、薬を飲
むのに１日で300㏄は使います。400
㏄くらい飲んでしまう時もあります。

コーヒーが大好きなので、１日に２杯
は飲みます。それで400㏄～500㏄は
飲むので、700㏄～900㏄は毎日生活
の中で、飲んでしまう訳です。

つまり、生ビール一杯飲んだら終わり
です。夏場には水を飲む代わりに氷を
口に含んで、飲む水分量を減らす努力
をしないと、体重が増え過ぎて透析で
の脱水量がすぐに４キロ近くになって
しまい、血圧の急激な低下を招くので
水分を増やさないように日頃の努力が
必要です。

と、思っていました。

ところが、一緒に透析を受けている患
者さんの中で「お酒をやめるくらいな
ら死んだ方がマシだよ」と豪語する人
がいて、話を聞いてみました。

「俺は酒は好きだけど、幸いビール党
じゃないんでね。ワインなら３杯は飲
めるし、焼酎ならちょっと濃く作って
あんまり割る水分を増やさなければ、
結構飲めるんだぜ」

それで、居酒屋でもカクテルがある店
もあるから、ビールにこだわらなけれ
ば、量を増やさないで結構飲めるもん
だよ、と教えてもらいました。

これ、何にでも使える考え方だ！、と
閃きました。

できるコトは何か？と考えてみる。

出来なくなるコトから考えると制限が
どんどん増えてイヤになって来ます。

ところが、出来るコトから考えると、
できるコトを数えるので、どんどん楽
になります。

不思議なコトに、あれだけやめられな
かったタバコも、あれば吸いますが、
無くてもどうってコトないじゃん！と
思えるようになったんです。

タバコは１日に何本吸っていい、と考
えるとやめられません。それから、や
めようとも思わないコトです。

わざと買わずに居て、無くなった時に
「あ、無くなっちゃった」とだけ思う
ようにします。

代わりにガムを嚙むようにしたら、代
用が利きました。タバコを吸いたくな
ったら噛みタバコのつもりでガムを噛
みます。

わたしは、ふだん吸うのが葉巻だった
程、ヘビースモーカーでした。１番吸
ってた頃は、１日に120本くらい吸っ
ていました。約６箱です。

だから、タバコがないと生きて行けな
いくらいに考えていました。

でも、海外で過ごした時に、ホテルで
も吸う部屋を頼むと高くて、普通の店
では吸えなかったり不便なコトがとて
も多かったし、今はカミさんとの約束
で、ウチの中では吸わないコトにして
ベランダや玄関を出たところに喫煙ス
ペースを作っていました。

もうすぐ夏が来ます。外で吸うと蚊に
刺されるのが本当にイヤです。

冬は寒くて大変そうですが、意外と着
込んであったかくして吸う分には大変
ではありません。夏は薄着なので、外
で吸うとまず、蚊に刺されます。

蚊に刺されないのは台風の時だけで、
ベランダでも濡れますし、だいたい、
煙なんか落ち着いて吸っていられませ
ん。そういう諸々のコトを考えると、
冬より夏の方が吸いにくい訳です。

つまり、やりたいコトは出来るコトか
ら考えるとやれるようになり、やめて
もいいモノは出来ないコトから考える
と、やめられる、というメカニズムが
あるようなんです。

このコトを知ったおかげで、今年の夏
にはご無沙汰していた友達とも逢える
ようになりそうですし、夏場にドリン
ク・バーのあるファミレスでも逢える
ようになりそうです。

夏はあったかいコーヒーを飲めば、量
的に、めっちゃめちゃ増えるコトもな
くなりそうです。

まずは乾杯のビールや、暑い時は冷た
い飲み物等、常識に縛られていると、
どんどん出来るコトが減って行き、出
来るコトを数え始めると、いろいろな
チャンスが増えるようになって来ます。

ちょっとした発想の転換こそが、成功
する上で大切なコトのような気がした
ので、まずはあなたとシェアします。

今年の夏は、友達ともたくさん会いた
いし、「今度、飲もうよ」を実現した
い、と思います。

タバコは既に、あってもいいし、無く
てもいいモノになりつつあります。

友達が聞いたら、驚くに違いありませ
ん。あれだけ、タバコにはこだわって
いたんですから…。

丸々１年、飲み会形式の所には顔を出
さないようにして来ましたが、今年は
それを卒業しようと思います。

そう考えたら、なんだか楽しくなって
来ました。

執着を捨てるコトが出来ると、意外に
いろいろなコトは簡単です。

やってみてください。