hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

『検索』という文化

ご来訪いただき、有難うございます!


「検索」するという行動は、今の私達
にとっては、ネットに接続してる端末
で、キーワードを入れて調べるコトと
いう当たり前の行動ですよね?


この間、北関東出身の友達と話してい
たら、彼の親と自分の子供が話してい
るのを聞いて、とても懐かしい気分を
味わったというのです。


彼の親が、孫(友達の子)と話していて


「それは、辞書を引いて調べなさい」


と言ったそうなんです。彼の子供は、


「辞書はキーを打って調べるんだよ」


と答えながら、電子辞書で調べたそう
なんですが、その時、彼の親は


「そんなにゲームばかりやってないで
すぐに辞書で調べるの!」


と、その孫の机の回りを一通り見て、


「可哀想に…。おばあちゃんが辞書を
買ってあげるから、ちゃんと勉強する
んだよ」


と言った、というんです。その場にい
た友達は爆笑しました。電子辞書を知
らない年配の方々は今でもいらっしゃ
います。ゲームと間違えるか否かは別
にして、辞書を引きなさいという言葉
には、郷愁を覚えます。


そして、辞書を持っていないなら買っ
てあげる、という心優しいおばあちゃ
んはきっとたくさんいるんでしょう。


その孫は、おばあちゃんに、


「紙の辞書だと場所を取るから電子辞
書の方が今は普通なんだよ」


と教えてあげたんだそうです。各種辞
書と、百科事典がこの機械の中に入っ
てるんだと言っても、最初はなかなか
信じてもらえなかったそうで、いくつ
か、違うジャンルの言葉を調べて教え
てあげたら、


「あら、本当!ゲームじゃなくて辞書
っていうのは本当だったのね」


と言って大笑いになったんだそうです。


テレビCMで「(キーワード)で検索」
というセリフを聞くようになって久し
い訳ですが、最初の頃、そのセリフが
嫌いでした。


どうしてユーザーに自分で調べろと言
うのか、不思議でした。わたしは商品
を調べて買うタイプでしたが、店で自
分の目で見て買うタイプでしたから、
ネットで買うのは馴染みがない上に、
産業イベントに行って、カタログや、
リーフレットをもらって来る方が正確
な情報がわかるという世代だったので
パソコンで調べるという文化が無かっ
たせいだと思います。


しかも、パソコンゲームを作っていた
ので、ウチにあるPCは、いつも誰か
がフルに使っていましたし、画像デー
タに膨大な容量を食われる時代だった
ので、メモリーを増設したハイスペッ
クマシーンばかりあって、効率の悪い
ネット接続は、あまりしていないとい
う時代が結構ありました。


今では信じられないと思いますが、ハ
ードディスク容量が230メガあったら
大容量という時代でしたし、ソフトは
フロッピーディスクで売買する時代で
した。メガですよ、ギガじゃありませ
ん。単位が違います。


メモリーの増設も高かった…。画像の
取り込みでスキャナーも高かった頃で
す。プリンタにスキャン機能が付くよ
うになる前の話です。


それでも、回りのみんなよりはネット
を利用し始めたのは、だいぶ早かった
のですが、今のような状況になる前の
それこそネットスケープの時代に仕様
をガッチリ固めていたおかげですこし
ダッシュが遅れました。


今の使い方になって、あまりコンピュ
ータ・リテラシーに詳しくなくても、
充分に使える時代が到来してみると、
以前イベントに行かなければ手に入ら
なかったカタログ的なモノがPCで手
に入り、使用感についての投稿なども
非常に充実していて、検索という機能
で出来るコトは、「辞書を引く」にプ
ラスして、マーケティング的な解決法
も一緒に提示してくれる便利なツール
がネット環境で現出している時代が来
た、と言えるのではないでしょうか?


実は、そこに大きな危険が潜んでいる
と思うんです。


使用感や評価は、あくまでその記事を
書いた人のモノだ、という事実を忘れ
てはいけません。


あなたがどう思うかは、やはりアナタ
にしかわからないんです。


でも、事前に他の人はどんな感想を持
ったのか?という情報は見られる訳で
す。まさに「情報」です。


情:心の動き、気持ちが感じる趣き
報:知らせる、むくいる


つまり情報の世界では、何が自分にと
って正しいと感じるのかは、経験して
みないとわからないコトを、事前情報
として誰かが調べておいてくれたコト
を読んだり見たり聞いたりできる時代
になったのだ、と知ることが出来れば
あまり失敗はしなくてよくなったコト
が理解できると思います。


この検索という行為が一般化したおか
げで、コピーライターにもSEOライ
ターと呼ばれる種類のライターが生ま
れました。


まさに、マーケティング力を備えたラ
イターです。検索で上位表示をされる
コトによって、アクセスを増やす方法
です。


今、わたしはそれに携わっています。


検索は、今や文化になったと言っても
過言ではないでしょう。


わかりやすい検索を目指して、コンテ
ンツ化して行こうと思っています。