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コピーライティングの師匠に言われる
教えの１つが次の言葉です。

「１万円稼ぎたかったら、10万円分の
価値を与えなさい。あなたが与えた
価値の1/10があなたが稼ぐ金額です」

100万円稼ぎたければ、1000万円分の
価値を与えろというコトです。

普通の人は、１万円の中身で10万円を
稼ごうとするからジリ貧になって行く
んだそうです。

1000万円分の価値を与えたら100万円
を稼ぐのは無理がないと思えます。

では、どうやってその10倍の価値を
作り出すのか？

これは、師匠に訊いた部分ではなく、
わたしの見解なのでお断りしておき
ます。

わたしが稼ぐ時にいつも考えている
のは、

「Give & Be Given」

というコトです。

「Give & Take」

ではありません。

ギブ＆テイクでは、「先にあげたんだ
から、持って行くよ」というコトです
よね？

これは、自分が取るために相手にあげ
る、という構図なので、相手が損得を
計算して、渡さない、というコトにな
ると、うまく行かなくなります。

「ギブ＆ビーギブン」は、自分からは
取りに行かないんです。与えて、与え
て、与え続けているうちに、相手から
与えられるようになる関係が、とても
大切だと思って来ました。

そして、この方法は、与え続けている
うちに、相手は儲かっているので、割
り返してくれるようになるんですけど
こっちが思っているより、多く返って
来るようになったら、成功だと考えて
いました。

この考え方は、女性にはあまり馴染ま
ない考え方のようで、女性はだいたい
等価交換が正当な評価だ、と考えてい
る傾向が強いです。

ところが、等価交換は、どちらも大き
くなりません。

どちらかがグングン成長して、大きく
なってから、相手を引き上げて行く、
という構造で伸びて行った関係は、ち
ょっとやそっとじゃビクともしない強
い関係が出来ます。

消耗型の社会構造になって久しいと思
いますが、今こそ見直すべき時だと思
います。

等価交換が好きな人は、誰かに雇って
もらって、働けばいいと思います。

労働対価として稼げば、等価交換で稼
げます。この時に、会社が稼ぐ額が、
自分の労働の結果、稼ぐ額より大きい
会社で働いていないと、この会社が、
潰れてしまいます。

「Give & Be Given」で働きたい人は
自分で事業を起ち上げればいいんです。

そして、出来る限り全力で相手を儲け
させるんです。そこで返って来る額が
自分の仕事の評価です。

これは、海外の企業ではあまり通用し
ません。海外の企業は、等価交換が、
いいと思います。

日本の企業も、グローバル化が進んで
いるので、女性的な力が必要になって
来たんだと思います。

わたしが言う「ギブ＆ビーギブン」の
形態は、コンサルタントやコピーライ
ターの業界では普通のコトです。

才能があって、この人を自分のそばに
置いておきたいと思われると、評価が
グーンと上がるからです。

では、才能とは何なのか？

他の人より少し詳しく知っているコト
を指すコトが多いんです。

「えっ？嘘だろう」と思った人も多い
と思いますが、これが本当なんです。

例えば、コピーライティングで、具体
的な数字を書くかどうかで、インパク
トは圧倒的に変わると言われますが、
実践したことはありますか？

しかも、実際にインタビューした話だ
と、さらに明確になります。

或るテーマで20人の学生にインタビュ
ーした結果、13人が「はい」と答えた
とします。

「65％の学生がYesと答える～」と書
くと説得力が出ますよね？でもその理
由は、過半数の人がそう答えるだろう
という想像ではなく、実際にインタビ
ューをして、賛成してくれる実数を知
っているからなんです。

このように、少し詳しく知っているか
どうかで、結果を変えるコトが出来る
という例です。

だから、少し詳しくなりましょう。

評価はグーンと上がりますので。

これで、おわかりの通り、実は才能と
いうのは、少し詳しくなることで特殊
な能力も何も要らないんです。

他の人より、少しだけ調べる時間を、
長くすればいいんです。

つまり、才能とは、他の人より少しだ
け時間を掛けたモノを指します。わた
しはそう思っています。

ネットビジネスでは、才能も努力も
要らない、という稼ぎ方がよく紹介さ
れていますが、あなたがお金を払う時
に、そういう人に払いたいと思います
か？

この人に頼みたいと思った仕事にお金
を払いたいと思いませんか？

だとしたら、自分がお金をもらう時に
は、誰よりも楽に稼ぎたいと思う気持
ちが自分の結果を出せない理由だと
思いませんか？

ほんの少しだけ、時間を掛けてみてく
ださい。自分が差し出せるモノは、実
は「時間」しかないのですから…。