hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

家族の存在~ありがたいモノ~

ご来訪いただき、有難うございます!


今、息子は大学受験の真っ只中です。
今週も「頑張って来た!」と帰って来
た日がありました。


毎日、よく勉強していますし、現役で
絶対に合格する!と言っています。


こんな生活をあと1年送るなんて、考
えるのも嫌だ!と言っていたことが、
あります。


コンディションを崩す日もあります。


でも、25日の国立受験が最後です。


関西の方に行く予定です。


カミさんが、息子に付いて一緒に行く
ようです。


男親としては、一人で行かせてやれよ
と思いますが、女親からすると、可愛
くてたまらない恋人ですから、心配で
居ても立ってもいられないんでしょう。


ウチでの状態を見ているので、起こし
てやらないと、もし寝坊して遅れたら
大変だ、と考えるんでしょう。


テニスの試合の日など目覚まし時計を
かけなくても、全然大丈夫で、むしろ
母親を起こして急かしてたくらいなん
ですから、そんなに心配は要らないと
思いますが、恋人なのでしかたないと
思うコトにしています。


そんな緊張感の走る息子をしり目に、
娘は昨日から「スキー教室」で軽井沢
に行っています。


中2なので初めてのスキーなんですが
つい先日、友達と日帰りでスキーの練
習に行って来ました。


自力でリフトに乗れるようになって帰
って来て、その様子を一所懸命話して
いました。


わたしは楽しく聞いていましたが、息
子には、とりあえず今はどうでもいい
コトだったようで、あまり聞いてあげ
ていませんでした。


カミさんは、
「家族でスキーに行くのが夢だったん
だけどねー」
と、昔、結婚した頃によく話していた
夢の話をしていました。


でも、実際には、スキーに行けるかな
?という年齢になった時には、息子は
テニスを始めていましたから、元日だ
って、家で迎えたことはありませんで
した。


冬はジュニア・テニスの選手にとって
は、グレード4Aの大会が目白押しな
ので、ポイントの稼ぎ時です。


大きな大会に、親が連れて行きます。


娘も家でお留守番は寂しいので、一緒
にテニス大会が開かれているコートに
いる訳です。息子は試合ですが、娘は
寒い中、お兄ちゃんの試合の応援です。


弱いうちは大会初日で負けて終わるこ
ともしょっちゅうでした。そのうちに
勝てるようになって来て、いつも決勝
の日まで残るようになると、顔を合わ
せる選手が決まって来ます。


だから、相手選手もだんだんいつも当
たっているうちに、本当に仲良くなっ
て行きます。お互いに手の内はわかっ
ているので、決勝戦は面白い試合が増
えて行きます。


でも、妹はコート以外での遊びしか出
来ません。


きっと、冬は小学校の高学年の頃には
あまり好きではなかったのではないか
?と思います。ただ、相手選手の妹さ
んとお友達になって、家ではどんな様
子かを訊いて、選手同士が益々仲良く
なったりすることもあります。


今は娘もテニスを部活でやっていて、
兄貴がどんなことをしていたかを思い
出しながらやっていることもあるそう
です。役に立っているそうなので良か
ったと思いますが、以前は冬はイヤだ
とつぶやいていたことがあります。


そんな話をしていると、息子が母に
「夢を実現してやれなくてごめんな」
とか言って、
「これからは、一緒に行けるから許し
てね」
なんて言っていますが、カミさんは
「でも、チチはもう行けないよ」
と、寂しそうです。わたしは、
「大学生になったら、家族でスキーは
一回行けば充分だろう。すぐに彼女と
行きたくなるから」
と言うとカミさんは不機嫌になります。




こういう時、家族っていいなあ、と思
います。


息子は受験でも、娘はスキー教室。


みんな自分のするコトがあり、優先順
位は全員違うから、極端な悲劇の主人
公になることもないし、遊んでばかり
もいられず、適度なバランスで振り子
が振れるように、いつも自分一人では
居られなくなります。


一人っ子は難しいんだろうな、とも思
います。


家族の視線を一身に集めてしまうので
なんとなく、ぼーっとしたい時も、必
ず注目されてる感があると思います。


家族が居て、兄弟姉妹が居ればもっと
注目して欲しい時に、面白いコトをや
ったりします。


わたしには妹がいるんですが、小さい
頃、妹は不思議なクセを持っていまし
た。みんなが見たいテレビの時間にな
ると、テレビの前で家族の方を向いて
踊り始めるクセです。


みんなに「邪魔!」と言われる訳です
が、変な動きをし始めて、最後には、
家族みんなが笑ってしまうような変な
踊りになって行くんです。


結局、テレビより自分が注目されると
本人的には嬉しそうに勝ち誇った顔に
なり、邪魔者扱いされて、テレビの前
から「どけ!」と言われると、悔しそ
うな負けた!という顔になります。


でも、小学4年生の頃には、踊り始め
ると、どけ!とは言われないほど、踊
り方が不思議な面白さを持つようにな
っていました。


小学校の高学年の頃には、学校で創作
ダンスの授業の時、いつも振付を担当
していました。間違いなく、あの目立
とう精神が作り上げたスキルだと思い
ます。


たぶん、あの家族でなければ、必要の
なかったスキル。そういうものがいく
つもあったと思います。


わたしは本当にメンタルが図太いんで
すけど、ウチの家族ではクソミソに言
われながら育ったので、どれだけ酷い
コトを言われても、聞き流すのが自然
と身についていました。


カミさんがウチの家族と初めて会った
時、わたしのコトを「あまりにも可哀
そうだ」と、二人きりになった瞬間に
悔し泣きしたほど、図太くなりました。


しかも、全く気にしていないので傷付
いていない訳ですが、第3者から見れ
ば、「どうしてあんなこと言わせてお
くの?」と地団駄を踏んで悔しがるほ
ど、滅茶苦茶な言われようだったみた
いです。


言い返せば、その3倍くらいになって
返って来るので、反論するほどに傷付
く、という経験をしていない人には、
その状況は理解できないと思います。


だから、その頃、仲の良かった友達に
もらったあだ名が「外弁慶」でした。


外では言いたいコトを言ってるのに、
家では借りて来た猫みたいだ、という
のが、そのあだ名の由来でした。


人は環境が作る、という言葉がありま
す。或る意味で真実だと思いますが、
それが「All Right!」だとは思いませ
ん。


人は本人が作るモノだと思います。


そういう意味で、客観視できる環境が
あるコトがとても有難いと思います。


ウチは4人家族ですが複数の人の存在
が、自分を客観視できる環境を作ると
思います。


そんなことを言っていたら、独身の友
達から、


「客観視できる環境は、家族じゃなく
ても出来るんだよ」


と小言を言われました。その通りだな
あ…と反省しました。


要は、孤立もせず、客観視できる環境
を作り出していることが大切だと思い
ます。それがあれば、取り敢えず、自
己中心的なだけでは成立しないのが、
社会と言うものだと思います。


いろいろな価値観を認めながら、自由
を奪うモノには断固として立ち向かう
姿勢こそが、円満な人格を作り出すと
思います。


自分で環境を整えるのがしんどい人に
とって、家族はとても助かる存在だな
あ…と、改めて感謝しています。