hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

起業から経営へ―シリーズ第6回 初心者のための起業から経営への基礎知識―

ご来訪いただき、有難うございます!


「初心者のための起業から経営への
 基礎知識 6回読み切り」シリ―ズ
 第6回、つまり最終回、


「経営者」として「事業」を推進!
 ~起業したからこその経営


 1人で続けるのか、組織化するの
 かを始め、事業の継続性を考察す
 るところまで


をお送りします。




この「起業から経営への基礎知識シリ
ーズ」も、最終回を迎えました。皆さ
んのおかげで、このシリーズも毎回、
注目記事の1位を取らせていただきま
した。


(^o^)/ありがとうございます!


Muragonブログではタイトルの付け方
を間違えたせいでランキングから外れ
るようになってしまいましたがhitty8
40の方は、ズーッとトップになること
が出来ました。これも皆さんのおかげ
と感謝しています。




前回のコピーライティングの記事に関
して、「上場予備軍の建設会社から、
コピーを書いて欲しいというオーダー
をどのように引き出したんですか?」
と言う質問が1番多かったです。


2番目は「ご友人はどうやってお菓子
屋さんから仕事をもらって来たのでし
ょうか?」という質問でしたから、最
初にどうやって仕事をもらうのか?が
皆さんの1番の興味だったことになり
ます。


少し長くなりますが、詳しくお話しま
すね。




わたしの場合は、いくつかの企業のポ
ストに自己紹介書を入れていました。


2~3週間に1度、自己紹介書を投函
していました。だいたい3か月以内で
コピーライターに興味を持ってくれて
いる所は、連絡をくれます。


わたしの自己紹介書には、このブログ
のコトを詳しく書いていました。自分
のメディアとして…。安浪蘭人の方と
このブログとを画面のプリントアウト
を入れて、


「村上春樹さんの『世界の終わりとハ
ードボイルドワンダーランド』という
作品をご存知でしょうか?頭の中の暗
号の世界とリアルで起きている物語(
それ自体がファンタジーな訳ですが)
が独特な世界観を醸し出している作品
です。


その世界観を現代のウェブでなら実現
出来るような気がして、頭の中の暗号
の世界を安浪蘭人で、物語の進行をhi
tty840で書いています」


という内容の自己紹介書を入れた後に
その企業からご連絡を頂きました。


広報の担当の方が、村上春樹さんの大
ファンで、面白いコトを言うヤツだ、
と、両方のブログを読んでくれたそう
です。そして、同じ人間が書いている
とは思えない、と思ったそうで、まず
会ってみたいと思ったそうです。


しかも建設業において、病人というの
は、独自のユニバーサル・デザインを
した建築物の使用感のサンプリング相
手として非常に有効な感想を収集でき
る相手だと考えたそうです。


まさか病人が重宝がられる業界は想定
していなかったので、訊いてみて納得
しました。


そして、お会いしてお話をしているう
ちに、ホームページの内容について、
意見を求められました。そのホームペ
ージに関しては、事前に考えていたの
で、「わたしなら、こんなふうにして
みます」というデザインワークをお見
せしました。その作業を手伝ってくれ
ていたのが、友人のデザイナーをして
いる女性です。


それを採用したいという話になったの
で、その女性を紹介しました。そして
わたしには、広告文を書いて欲しいと
いうオーダーをいただいたので、1回
目は無料で書きました。


それがチラシになり実績が出来た上に
グループ会社からのオーダーを頂いた
のです。そちらは1本5万円頂いた仕
事です。お金も頂いたので、一応プロ
のコピーライターの仲間入りをしまし
た。


実績が出来たので、それを封入した自
己紹介書をまた、ポスティングして3
件目の仕事を頂きました。


ポスティングをしていた範囲は自転車
で行ける範囲です。ホームページや広
告・チラシ、求人情報を見て、近くの
有望企業を探してポスティングしまし
た。とにかく経費が掛からない方法を
探してやってみました。


今、有望だと感じる市場は、塾やスク
ール業と言った、何かを教えるマーケ
ットです。いろいろ工夫をして教えて
いるのに、顧客にその工夫を知らせる
努力が少し足りない企業が多いと感じ
ているからです。




友人の方は、上記理由でホームページ
を直す実績が出来たので「あなたのホ
ームページを見直してみませんか?」
というメールを出して、問い合わせに
答えているうちに、有名なお菓子屋さ
んからの問い合わせがあり、コピーを
相談されたのでわたしから協力した、
と言う流れです。デザインが出来るの
は圧倒的に有利だと思います。


彼女の場合、デザインは時間がかかる
ので、コピーライトで稼げたら楽だと
思うと言うので、コピーライティング
をする取材に付き合わせました。お客
さんは、どうしてお菓子をその店で買
おうと思うのか?とか、自分はその店
のお菓子がどれくらい好きなのか?と
か、かなり詳しく聞いた上で、コピー
ライティングに入りました。


お客さんが、そのお店の商品を贈り物
にはするけれど、自分ではあまり食べ
ていない、という実態が浮き掘りにな
りました。そこでそのお店に買いに来
てくれたお客さん用に、少し安い商品
をラインアップ化して、


「あなたに食べてもらってから、気に
入ったら贈ってもらえるように、スタ
ッフを口説きました!」


という店内チラシを配布したところ、
店内での売上が大幅に改善して、大変
喜ばれました。お菓子がスタッフを口
説いているイメージ・ビジュアルが、
可愛いと人気になりました。これは、
彼女ならではの方法だと思います。


ただ、コピーライティングを行う上で
のマーケティング・リサーチの地味さ
に、彼女は「デザインの方が私には向
いているかも…」と言って、「ホーム
ページ・デザインの仕事をバリバリ取
り始めたよ。コピーが必要な仕事もた
くさんあるから、また協力してね」と
言って来ています(^o^)/。


コピーライティングを何かの事業と組
み合わせるのが王道だと言いましたが
上記のようにデザインと組み合わせた
り、広告上のメイン・ビジュアルのセ
リフのようなコピーライトをしてみた
り、お客さんに伝わるように取材結果
を反映したコピーを書くコトが、1番
大切だと思います。


そういう作業を続けていると、商品の
声が聞こえるようになると思います。
その商品を取り巻く人の心の声も聞こ
えるようになると思います。


お菓子屋さんの代表に言われたんです。


「このお客さん達が御使い物だけじゃ
なくて、自分でも食べてくれるように
なるためには、何が必要なんだろうね
?」という話題は、何度も出たけど答
えが見つからないと思っていたそうで
す。売れてるから、その値段を下げよ
うとは思わなかったし、その形を丁寧
に作るコトで人気があると思っていた
そうです。


ところがお客さん達は、自分で食べる
にはちょっと高いけど、贈ると喜ばれ
るから贈る。だから、綺麗なカーブを
作らないで、直線的に短時間で出来る
型を用意してもらったら、安いライン
アップが出来たんです。お菓子の中身
はとても美味しいんだから、型を少し
変えてみる、という考えは、お客さん
の声をしっかり聞けば、形がいいから
買っている訳ではない、美味しいから
買っているという事実に簡単に到達で
きる訳です。


そういう分析力は、いくつもの案件を
通して身に付くモノです。最初の案件
でそれを出来るのか?と問われれば、
少し難しいかもね、と答えますが、そ
れを数回やれば、誰でも到達できるレ
ベルのアイディアだと思います。


どれだけお客さんの声を真剣に聞いて
いるか?その声を経営サイドに行動と
して実現できるように伝えられるか?


それがコピーライティングの極意だと
思います。


前回の不足分でだいぶ容量を食ってし
まいました。




では、今回のテーマ「事業の継続性」
を考えて行こうと思います。


一人で続けるのか?


組織化するのか?




少し考えてみましょう。例えば上記の
わたしのコピーの仕事のやり方だとす
ると、組織化した方がいいのでしょう
か?それとも、ひとりで続けた方がい
いのでしょうか?


わたしの仕事なら、ひとりで続けて行
くという選択が可能です。


ただし友人の場合、どうでしょうか?


可能であれば組織化した方がいい仕事
であると言えます。


何故だと思いますか?





そうです。デザインを出来る人が居る
なら、営業やコピーライターを雇うコ
トで事業が加速化出来るからです。


コピーライティングは基本的に加速化
しにくいジャンルです。もちろん何人
ものコピーライターを揃えて加速化さ
せるコトは出来ますが、質を揃えて増
やすコトは難しいジャンルです。


しかも、起業の仕方として同じジャン
ルの人をたくさん集める、という発想
は、仕事が有り余るほど取れるように
なってからの発想です。仕事をこれか
ら増やして行こう、という段階では、
リスクの大きな起業法になります。


デザイナーが居る、と言っても、自分
でほぼ全ての業務を出来る、という人
が居なければ、他のジャンルで加速化
出来ません。




ここで、第1回の内容を思い出してく
ださい。


1、小資本で始められる。


2、在庫が(少)ない。


3、利益率が高い。


4、毎月の定期収入が確保できる。


この中で「4、」は営業努力が必要な
項目ですが、1~3は仕事の内容で実
現が可能です。コピーライターやデザ
イナー等は、まさにこの1~3までは
クリアしている仕事です。


ここで念のため、コピーライターは
「3、利益率が高い」という3番目に
は当てはまらないんじゃないか?とい
う意見があるので、その部分のわたし
なりの回答を言っておきます。


誰かに雇われてコピーライターだと名
乗っているうちは、確かにその通りだ
と思います。2000字~4000字くらいの
記事を書いても、2000円とか、良くて
も3500円くらいだと思います。1字当
たり1円未満の間は苦しいですよね?


その段階では食えないと思って、コピ
ーライターを諦める人も多いと思いま
す。でも、その段階で先生について学
んでいる人や、そういうスクールに居
る人達は、或る程度の実績を積むと、
直接クライアントを紹介されるように
なります。そこからが「3、」をクリ
アできる段階です。


わたしは、自分で動き出したので今は
直接クライアントを探しています。そ
して、最初の無料分を回収して、今は
一つの仕事で、5万円とか10万円とか
稼げるようになっています。


その仕事の内容にもよると思いますけ
ど…。わたしの場合、コメントを書く
だけでなく、企画書の形で企画をあげ
るような書面を作ります。


きっと、イメージを求められた時、デ
ザイナーの協力があった方が助かる仕
事です。今は書面でやっていますが、
きっと音声や画像も含めて企画した方
がクライアントに喜ばれるような仕事
をしていると思います。


その企画書の例を実例を挙げてご紹介
しようと思ったのですが、やはり守秘
義務が発生したり、契約書でのしばり
もあり、ここでお見せするコトが出来
ません。




そこで次のシリーズは、どんな提出物
を作るのか、仮想の仕事を想定して作
る企画として考えています。


例えばこんなものだよ、という例を示
せば具体的なイメージが湧いて「あ、
これなら出来るかも…」という気持ち
になってもらえるのではないか?と思
うからです。


すごいコピーライターさんになると、
自分のワークスを発表したりする関係
で、クライアントに契約期間だけその
コピーライトを使わせる契約をしてい
て、その期間を過ぎると、そのコピー
が使えなくなる、という凄腕の人もい
ますが、その段階になるのはヒットメ
ーカーになってからだと考えていた方
がいいと思います。


だって、その期間を過ぎてそのコピー
ライトを使いたければ、契約をし直す
訳ですから、また、同じコピーで稼げ
る訳ですよね?


これは、この道のプロでなければなか
なか出来ません。現在のわたしは、ほ
とんどは企画書を売っているので、売
り切りのため、著作権はわたしに残り
ません。著作権を認められるようにな
ったら、一つの企画書で数百万円稼ぐ
ようになっていると思います。


以上のように、コピーライティングで
起業すると、個人でやってもクライア
ントが相当増えるまでは個人で出来ま
すし、他の分野でクリエイターが必要
になった時は、同じく個人経営のデザ
イナーや営業さんと組むコトで、事業
を推進して行くコトが出来ます。


一方、デザイナーさんが起業した場合
出来れば組織化して仕事内容を加速さ
せられたら、比較的ラクに事業を軌道
に乗せることが可能になると思います。


何と言っても、コピーを書く人が1番
打ち合わせ頻度は高くなりますから。


出来ればコピーの書ける営業さんと組
むのがベストだと思います。お客さん
が出来れば、仕事を選べるようになる
からです。お客さんがなかなか出来な
いと、取れた仕事は全部言われた通り
にやる必要が出て来て、スケジュール
がキツイ仕事ばかりになって行きます。


なので、お客さんに少し待ってもらう
ようなペースで仕事を回し続けること
が出来れば、その起業は成功ですし、
経営としてもスタッフの拡充を含めて
上手く回せる状態になります。




一つだけ違う観点から論評しておきま
す。


ズーッと続けたいと思う仕事に出逢っ
た時は、組織化するコトをお薦めしま
す。勝手にくじけている暇が出来なく
なるからです。


だいたい仕事を辞める時は、その直前
に暇が出来た後なんです。


小人閑居して悪事を為す、という言葉
は胸に刻んでおいてください。


ゴールデンウィークやお正月休みの後
会社を辞めたくなったコトが、誰でも
あると思います。これは仕方がないコ
トなんです。その時に逢いたい仲間が
居るか居ないかは、とても大きいモノ
です。だから、これは天職だ!という
仕事を見つけた時は、組織化してしま
いましょう。




いかがだったでしょうか?今回のシリ
ーズを、今、一つのレポートにまとめ
る作業に入りました。出来れば無料レ
ポートとして皆さんに配布できるよう
にしたいと思っています。


このシリーズを書いてみて、自分の弱
いところも自覚できましたし、強みも
わかりました。


出来るだけ、読者の皆さんのお役に立
てるように書いたつもりですが、毎回
違う視点を教えられたシリーズでした。


自分では説明したつもりでも抜けてい
たり、これは要らないかな?と思う所
に質問が集中したり、書いてみないと
わからないコトがたくさんあるコトが
わかり、学びが多く、わたし自身のプ
ラスになりました。


あなたに心より申し上げます。


「ありがとうございます!」


次のシリーズは、企画書の書き方につ
いて書くコトになると思います。その
前に、レポートをまとめる作業をさせ
てくださいね。


かなりの長編レポートになります。そ
れでも、わたしにとっては記念すべき
第1回目のレポートです。


各回の最初に、前回の質問やご意見を
まとめましたが、それを前の回に織り
込んでわかりやすくまとめるつもりで
す。読む順番に納得性を高めたいと思
っています。


長い記事に毎回お付き合い頂いて本当
にありがとうございます。


レポート配信スタンドの使い方を覚え
て、次回は出来るコトなら読み終わっ
たらその企画書がダウンロードできる
ような仕組にして始めたいと思ってい
ます。


その前に、自分のホームページも用意
しておきたいし、やりたいコトが山積
みです。


またスタート前にはお知らせしますの
で、必ず読んでくださいね。


今回のシリーズ、最後までお付き合い
いただき、誠に有難うございました!