hittyのブログ

ちょっと調子の悪いオヤジのネット起業奮戦記

自分は何屋さん?―掘り下げるコトが大切!―

ご来訪いただき、有難うございます!


最近、病気になって以来、久しぶりに
働き始めて、少しでも時間を見つける
と考えてしまうコトがあります。


「わたしは何屋さんか?」というコト
です。


自分のコトを一言で何屋さんか言える
人は稼ぐのに困らない、と言われるか
らです。


わたしは長らくコンサルタントをやっ
ていました。


社会に出て初めて就いた仕事は証券マ
ンでした。


その次が損保、そして自分で会社を作
りました。


経営コンサルタントの会社です。


資金調達とリスクマネジメントを経験
して、自分のコンサル会社を作る。


理想的なスタートを切れたと思います。


ただ、そこに至る過程で思い出すコト
があります。


証券マンになろうとした時、第1志望
はD社でした。その会社には良いイメ
ージしかありませんでした。


ところが第5次面接まであって最後に
身体検査があり、そこで血圧が高いか
らと落とされました。上が153、下が
90でした。


面接の途中、変動相場商品を扱うのに
こんなにのんびりしていて大丈夫なん
だろうか?と不安になったのが的中し
て、やっぱり落ちてしまいました。


当時、4大証券しか頭になかったわた
しは、その後高校の野球部の先輩に連
絡を取って、Y証券に行きました。面
接2回目で内定をいただき、3回目の
健康診断で1回目は153と90でしたが
しばらくそちらに座っていてください
と言われ、看護婦さんが「血圧が落ち
着くようにおとなしくしていてくださ
いね」と笑いながら言いに来てくれて
急に和やかな気持ちになり、再度測っ
た時は139の82で合格しました。


実は大学の就職課に相談したら、Y証
券は毎年1人枠があるけど、今年は既
に内定をもらった学生が居るから、Y
証券は無理だ、と言われていました。


そんなバカなコトがあるかい!と思っ
て、4大証券のリクルートブックを見
ていると、優績営業マンとしてその記
事に出て取材を受けていたのが、偶然
にも野球部の先輩だった訳です。すぐ
に連絡を取り、その日に会いに行きま
した。


そして、人事面接の時に将来の夢を訊
かれ、「一国一城の主になりたいと思
っています。夢としては、30歳くらい
で独立したいと思っています」と答え
ました。人事部の人は大笑いして、
「なかなか面接の時にそういう本音を
言う学生は少ないなあ。でも、ウチは
それくらい独立心旺盛な人ならむしろ
歓迎しますよ」と言って、すぐに最終
面接となりました。


わたしは2浪していたので、就職には
不利だと言われていましたが、取締役
人事部長だったAさんが2浪した上に
大学院に行った人だったので、入社す
る頃には30近かった人だという極めて
ラッキーな偶然が重なり、あっという
間に内定となった訳です。


どうしてこんな話を導入として書いた
のか?と言うと、自分の道は自分以外
には決められない、と言いたいからで
す。本当にそう思います。


この話には後日談があって、Y証券で
内定をいただいた翌日にD証券の人事
課長さんから「前回の結果は忘れてく
れませんか?ぜひ、ウチに来て欲しい
」という連絡が入りました。既に決ま
っていたのでお断りしました。どこに
決まったのかと訊くので、正直に答え
ると人事課長は絶句していました。


大学の就職課の言うコトを聞いていた
ら、Y証券に決まるコトはなかった訳
ですし、その会社に骨を埋めるつもり
だと言うのがセオリーだとリクルート
ブックに書いてあったのに、それを破
っても内定がすぐに出た訳です。


以前も書きましたが、わたしはhitty
の元になる名前が「一志(ひとし)」と
言います。


一つのコトに志す、という名前なのに
好奇心旺盛で、いろんなコトに興味が
湧きます。アイデンティティー(自己
同一性)が取れない名前だと思ってい
た時に大学生の就職試験を目前にして
自分のアイデンティティーを確立しま
した。


経営コンサルタントは、あらゆるコト
に興味を持とうが、経営に関するコト
であるなら、全てが内包される職業だ
と気付き、経営コンサルタントとして
一国一城の主になりたい!という夢を
持っていたので、それを言ったのです。


Con-「一緒に」と言う意味の接頭語


sult-「=solution」解決するの意


ant-「人」を表す接尾語


コンサルタントとは「一緒に解決する
人」という意味です。その頃の星占い
で、わたしの職業としては、まず経営
コンサルタントや営業職や「士」業と
書かれていて、仕事内容を調べた時、
天職と出逢ったように感じました。


だから、自分の性格ややって来たコト
を考えると、わたしはコンサルタント
なんだなあ…と思うんです。


何屋なのか→コンサルタントだ!が
1番シックリ来る職業なんです。


そこで、現在の目標について整合性を
検証しているうちに、おかしなコトに
気付きました。


ネットビジネスで稼ぐ、という表現を
しているコトが何度かありました。


インターネットは手段ではないのか?
という疑問です。


昔、コンサルタントをしていた時に、
或る会社の名刺や封筒を作るデザイン
のアドバイスをしていて、FAXを記載
したくない、という社長がいました。


「ウチは便利な連絡方法で楽をしたい
会社じゃないんだ。だから付き合い始
めてから知らせればいい。最初にFAX
を印刷した名刺なんて、ウチらしくな
い!」と怒っていた社長の顔を思い出
します。


その会社は、市役所の入札業務もあっ
たので、役所にFAX登録をしてもらう
必要もあり、最終的に印刷するコトに
したんですけど、その社長の気持ちは
よく解りました。


実は、その会社の事務方が新しい名刺
の印刷について社長に話をすると聞い
てくれないから、なんとか説得してく
れないか?というオーダーに答えた訳
です。


わたしは独立した当初、証券マンだっ
た経歴を生かして、FAX株式情報を出
していました。通常の証券アナリスト
達は、投資顧問業登録をして、初めて
株式情報を出すコトが出来ます。


手配り資料や郵送書類、印刷物として
お客様のお手元に株式の情報を届ける
には、投資顧問業登録が必要だったん
です。これには莫大なお金が掛かりま
す。認可されるまでの時間もかかりま
す。つまり、大企業向きのシステムで
した。そこで、弁護士に法律を調べて
もらいました。


FAXには規制がありませんでした。ち
なみに現在ではFAXも投資顧問業登録
の必要がありますが、当時、そこは、
規制がまだ及ばない領域でした。それ
で、わたしは自分の商売をスタートし
た話をして、社長に「うん」と言わせ
ました。


インターネットを活用してビジネスを
行なうコトは、このFAXの活用と同じ
くらいの意味なのではないか?と思い
始めました。


FAXのおかげで、株式情報を売るコト
が出来たのは事実です。でも、商品は
情報そのモノでした。


そう思って、現在の目標を見直してみ
ました。そうすると、具体的な目標が
どんどん現れて来たんです。


インターネットを活用するのは、「手
段」です。FAXに比べると高度な知識
が必要になりますし、その活用の方法
を指導出来れば、それ自体がコンサル
として指導内容にカウントできる程の
内容になります。


それでも、インターネットを活用する
コトは手段であり、わたしが売るモノ
は、コンサルなんだと考えると、今、
すぐに出来るコトがたくさんあるコト
に気付きます。


インターネットを活用したマーケティ
ングを売る時に、「インターネット・
マーケティング」を商品ラインナップ
の1つとしてカウントすればいい訳で
す。


インターネットで起業する、という考
え方が遠回りの始まりだったコトに、
ようやく気付いたので、お伝えしてお
きます。


インターネット・リテラシーはよく学
んでおく必要がありますが、それが全
てではありません。それは、道具の一
つです。メニューの一つなんです。


マインドセットが、なぜ重要だと言わ
れるのか?という疑問にも、やっと答
えが見えて来ました。


例えば、コピーライティングを例にし
て、考えてみましょう。


コピーライティングとは、人を動かす
文章力が必要になります。あなたが、
どれだけたくさんの文章を書いても、
誰も行動を起こしてくれなければ、ア
ナタのコピーライティング力はあまり
ないと評価されてしまいます。


そして、自分の効率性との比較になる
訳です。これだけ書いたのに全然売上
が上がらなかった、自分にはコピーラ
イティングの才能はないんだ…、よく
ある「諦め方」です。


その前に、やれるコトをやっているの
かが、実は1番の問題だったんです。


アナタがアフィリエイトの報酬額が多
いからと選んだモノを書いているので
はありませんか?


書いているコトにそれを勧める「嘘」
は含まれていませんか?


自分が本当に勧めたいモノを勧めて、
成果が出なければ、改めてコピーライ
ティングを学び直す必要があるかも知
れません。


しかし、人に勧めてくれと頼まれたか
らと、読者さんにいきなり勧めた商品
で人を動かせなかったから自分に才能
はないと考えるのは間違っています。


こういう時にコンサルの世界では、「
商品吟味」という作業を行います。


自分達が知り得る限り、そのジャンル
で最高の商品を開発する、または探す
のです。ここがポイントなのですが、
最高の商品を、どう定義するのかで、
その商品力が変わります。


価格で勝負するなら安さを最大限の売
りにする必要があります。素材も安い
モノを探し制作にも合理化を進め、大
量生産によってコストダウンを図る、
というコトも必要になります。


全く逆に最高の品質のモノを提供する
と決めたら、その素材はユーザーが最
高だと認識してくれるモノを使い、手
作業が増えても使いやすさにこだわっ
た職人技が光るような商品開発になっ
て行きます。量産品に比べ、かなり高
くなっても、いつまでも使える素晴ら
しい商品を提供できます。


上記のたった2つの例でも、それを販
売するターゲット顧客は、全く違う層
になるコトがお判りだと思います。


全く違う顧客のターゲット層に、それ
ぞれの立場によって、全く違う文章で
アプローチするのがコピーライターだ
と気付けば、アナタが今までアプロー
チしていたターゲット層が的を射てい
たのか?というマーケティング的要素
を考えずには居られなくなりますよね
?アナタの才能ではなく、ターゲット
層にアナタのコピーライティングを届
けていたのか?届けられていたのか?
という本質的な疑問と向き合えるよう
になる訳です。


売る、という行為は、「価値移転」を
指します。ある価値を持っているモノ
を、それを欲しがっている人に紹介で
きれば、「売る」という行為が成立し
ます。


逆に、熱烈に欲しがられているモノを
探し出して、探している人に渡すコト
が出来ても、商売は成立します。


つまり、そういう事前の準備をやった
後で、アナタは自分のコピーライティ
ング力を評価していますか?とお訊き
したいんです。


まず自分が惚れ込むような商品を探し
て、それを勧める状態にしていますか




今から1年くらい前のコトです。わた
しが、アメブロを始めて3~4か月ほ
ど経ってある記事を書きました。或る
コピーライター養成の案件でわたしが
一次審査に合格したと書いた時に、メ
ッセージをくださった読者さんが居ま
した。


わたしにコピーライティングの相談を
してくれたんです。彼は自分のワード
プレスのホームページを既にお持ちで
そこに誘導してくれて、お互いにメー
ルアドレスを交換していろいろとメー
ルをやり取りするようになりました。


最初の頃は、自分にはコピーライター
の才能は無さそうだ、とか弱気なコト
ばかり、おっしゃっていました。


ある時、わたしは彼に訊いたんです。


「アナタが出逢った商品の中で最高だ
と思う商品は何ですか?」


すると、「ぶっちぎりでウォシュレッ
トです」という返事をいただきました。


本当に凄いと惚れ込んでいらっしゃい
ました。彼は、或る地方に住んでいま
した。自分の家にウォシュレットを入
れる時、工事するまでに一か月くらい
待たされたんだそうです。というのも
水道と繋げる部品がなくて、取り寄せ
に、時間がかかったんだそうです。


彼は、それは詳しくウォシュレットを
知っていました。絵の具で汚れた手を
チリ紙で拭くコマーシャルに衝撃を受
けたコト、その後の「お尻だって洗っ
て欲しい」というコピーライトの素晴
らしさに気付いて、コピーライター志
望になったコト。そして、何より彼は
一度、痔の手術をしていたそうなので
すが、実はもう一度、手術をしなけれ
ばならないかなあ?という頃、ウォシ
ュレットと出逢ったんだそうです。最
初は痛くて、飛び上がりそうになった
そうですが、よーく洗うようにしたそ
うです。


そうしたら、再発していた痔も良くな
り、手術の必要はなくなったそうです。


そんな話を聞いているうちに、


「アナタがそんなに好きなウォシュレ
ットの記事を書いてみたらいかがです
か?きっとアクセスが凄く集まると思
いますよ」とメールに書いたんです。


しばらく返事が来ないまま、忘れてい
ると、3か月ほどして、またメールを
いただきました。


「ウォシュレットの記事を書いたら、
反響が凄くて、正直自分でも驚きまし
た。でも、ウォシュレットを売るコト
でアフィリエイトを受けてくれる業者
が居ない上に、私の地方には積極的な
ウォシュレットの工事屋が居ません。
私がやろうと思いますが、お金を払う
のでコンサルをお願いできませんでし
ょうか?」


という文面でした。昨年の10月終り頃
だったと思います。わたしは、マーケ
ティングをしてみると、実は海外旅行
者で日本に来て、ウォシュレットに感
激して買って帰る人が増えたのに、水
道のパーツがその国になくて、使えな
いままになっている話や、無理やり使
えるように接続したので、毎回使うと
水が漏れてしまうという案件が多いコ
トを知りました。そこで国内では彼の
地方でインターネットのサイトで集客
して、同時に海外の水道屋さんにウォ
シュレット・パーツのその国の水道管
に繋げるパーツをオーダーメードで作
るから、事前にサイズを知りたいとい
うメールを出しておいた方がいいと思
いますよ、とメールを返しておきまし
た。コンサル料は要らないと申し添え
て、しばらく経ちました。


今年の3月に「銀行口座を教えてくだ
さい」というメールが来て、どうした
のか訊くと、海外でのウォシュレット
の接続を行う代理店が各地で出来て、
そのパーツを作っているのが、その人
の会社だというのを見つけた商社が、
まとめて契約しに来たそうで、結構大
きい金額を振り込んで来たんだそうで
す。彼が実際に連絡してみると、ウォ
シュレットの会社が代理店を作ってい
る国ではどんどん設置されているのに
その会社が工事管理をしていない国で
は、かなり需要があるコトもわかった
そうです。彼は、水道がない国もあっ
て、井戸掘りの海外協力隊と連絡を取
り始めたそうです。


わたしは、それは良かったと一緒に喜
んで、今回は結構ですと辞退しました
が、何度も連絡をくれるので、生活保
護を抜けたら、コンサル料をいただく
かも知れません。


上記の例でお解りいただけると思いま
すが、コンサルタントは一緒に解決出
来ればいいので、実は大変やりやすい
仕事なんです。


コーチングはもっとやりやすいです。


人は誰かに相談する時、実は大体どう
すればいいか、というコトが解りかけ
ている時に相談する、というクセがあ
ります。つまり、答えが自分の中に在
る時、相談をしようと思うコトが大半
なんです。それで、自分と同じ答えが
返って来たら、即GOだし、違う答えが
返って来ても、相手を説得して、了解
をもらえたら実行しようとする傾向に
あります。


ですから、コーチは相手が欲しい答え
を様々な質問をして訊きだして、背中
を押してあげられれば、コーチングの
完了です。




今回はこの1週間で、仕事中に考えた
自分は何屋か?→コンサルタントだ!
という記事を書きました。


意外と顧客が実際に見えるとなんとか
なるもんです。お客さんが居るのか?
居ないのか?わからない時が1番難し
いんだと思います。


それから、本当に自信を持って勧めら
れる商品に出逢うコト。これが肝かも
知れません。そして、自信が湧くまで
「商品吟味」してみるコトです。


どういうポイントで、告知して行くの
が伝わりやすいかを考えてその「場」
で1番伝わりやすい伝え方を選ぶコト
が大切です。


そうすれば、アナタも有名なコピーラ
イターになっちゃうかも知れませんよ
!(^o^)v。